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about

TSUGIO NISHIMURA 西村次雄
フォトグラファー
1973年、九州産業大学芸術学部写真科卒。同年渡米。1979年、「STUDIO BB」を設立。デジタルの可能性にいち早く気づき、雑誌・広告を中心に一眼レフカメラを駆使して活躍中の”IT写真家”である。建築物、料理、人物、商品、そして動物・植物・昆虫と被写体の幅も極めて広い。

スズメ2021.02.15

身近に暮らす、ごくありふれた「スズメ」。
そのうちに、とレンズを向けてこなかったけれど、田んぼに大群が現れ前言撤回である。

驚き!スズメの寿命はよく分かっていない、理由は調査があまり行われていないから。
「ものさし鳥」スズメよりも少しだけ大きいと言う様に、鳥の大きさ等を比較する場合の基準となる標準鳥のひとつ。(出典:Wikipedia)

この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(出会う確率が低い☆☆)」
「大群は近づきが困難」
人々の近くで暮らすのに結構臆病です。見張り役がいるらしく、なかなか近くに寄れません。そんな時の常套手段、車で忍び寄る。
Photoshopの画像処理でイエローの彩度を0に設定してスズメを強調。

撮影地:鹿児島県霧島市隼人町真孝 (人の姿がほとんど無い田んぼ)

カメラ設定
絞り値:F8.0、シャッタースピード:1/1250秒,ISO感度設定:800、レンズ焦点距離195.0mm、35mm換算391.0mm、露出モード:絞り優先オート、露出補正:-1、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:風景、Raw。

使用ソフト
PhotoshopCC21.2.3(Rawデータ現像)

使用機材

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, OLYMPUS 100-400mm F5.0-6.3 IS+ MC-14

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TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家

クロツラヘラサギ2021.02.07

クツラヘラサギは、日中ほとんど動かずに寝てばかりで、張り切って出かけた撮影者をオロオロさせるのがオチである。ならばと、早朝の食べるシーンを撮りたくて近くの須崎調整池(加治木)へ出かけると、まさにグッドタイミング。沢山のクロツラヘラサギが魚を追い込み、争う様にボラの稚魚を食べているシーンに出会えたのです。(クロツラヘラサギは東アジアのみに生息する絶滅危惧種)

この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(出会う確率が低い☆☆☆)」
「撮りたいシーンの設定を済ませておく」
滅多にお目にかかれないシーンに遭遇しても沈着冷静。ズームを望遠側にくるくる回し、慎重にゆっくりとベストポジションへ近づくのだ。そう、予めこの様なシーンを連想して、レンズ選定、連写モード、感度、絞りなどの設定を済ませておいたのです。私が、15メートルほど近づいても食べることに夢中で、まったく気にする様子さえありません。しめしめ、と近づき数羽がボラの稚魚を捉えた瞬間を狙い連写。

撮影地:鹿児島県姶良市加治木町木田 須崎調整池にて

カメラ設定
絞り値:F8.0、シャッタースピード:1/1000秒,ISO感度設定:400、レンズ焦点距離210.0mm、35mm換算421.0mm、露出モード:絞り優先オート、露出補正:-1、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:風景、Raw。

使用ソフト
PhotoshopCC21.2.3(Rawデータ現像)

使用機材

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, OLYMPUS M.40-150mm F2.8 IS PRO+ MC-14

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TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家

ナベズル(出水市)2021.01.25

日本一のツルの渡来地、鹿児島県出水市には午前6時30分到着。大寒の朝焼けの空を見上げると、夥しい数のツルが餌場に向かって飛翔している圧巻の光景。持って来ましたバッテリー5個、夜明けから夕暮れまで10時間ほど撮りまくりの図である。
令和3年1月18日〜21日の合計17315羽、ツル観察センター発表。

この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(出会う確率が低い☆☆☆)」
「狙いを明確にする」
ただ闇雲に撮影していても、同じ様なシーンばかりになってしまいがちです。ナベズルの生態を調べ、撮りたいシーンを拾っていきます。載せたいシーンは沢山あれセレクト。
1) 朝焼けの飛翔、天候ごとの光景を狙う(出水市の風景を取り入れる)
2) 餌場のシーン(求愛のディスプレー、シベリアへの長旅に備えて小魚を与える)
3) 夫婦か家族ごとのシーン(家族構成)
4) 夕陽に染まるツル(北帰行が狙えたら?)

キャプション
1朝焼けの飛翔 2朝日と飛翔 3Angels Ladderを上るツル 4岩下川を越えるツル 5ナベズルの飛翔 6餌場の求愛のディスプレー 7ツルの家族構成 8夕焼け小焼け塒へ向かう 9サンセットに浮かび上がるツル

撮影地
鹿児島県出水市荘2478番地4

カメラ設定
絞り値:F4.0〜F20.0、シャッタースピード:1/1250秒〜1/3200秒,ISO感度設定:200〜1600、レンズ焦点距離170mm〜502 mm、35mm換算341mm〜1006mm、露出モード:絞り優先オート、露出補正:+1.0〜-3.0、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:ビビット、Raw。

使用ソフト
PhotoshopCC21.2.3(Rawデータ現像)

使用機材

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, OLYMPUS M.40-150mm F2.8 IS PRO、100-400mm F5.0-6.3 IS+ MC-14、三脚:GITZOマウンテニア2型4段GT2542, 雲台: Really Right StuffのBH-40 Mid-Size Ballhead

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TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家

エンジェルラダー(Angels Ladder・天使のはしご)2021.01.05

桜島の稜線上の雲の切れ目から、放射状の光のはしご(Angels Ladder)に巡り合う。右肩上がりの桜島の稜線に加え、黄金のAngels Ladder(天使のはしご)・・・縁起物です。

この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(出会う確率が低い☆☆☆)」
「スポット光の露出の塩梅」
いくつかの現象が揃わないと見られないチンダル現象(Angels Ladder)は、毎日も通い詰めてやっと出会えたシャッターチャンス。Angels Ladderの強い光に反応しアンダー露光になりがちです。モニターを確認しつつ露出補正:+1.67に設定。

撮影地:撮影地:鹿児島県霧島市福山町福山1159-2 (福山漁港より)

カメラ設定
絞り値:F11.0、シャッタースピード:1/320秒,ISO感度設定:400、レンズ焦点距離100mm、露出モード:絞り優先オート、露出補正:+1.67、ホワイトバランス:オート2、ピクチャーコントロールA

使用ソフト
PhotoshopCC21.2.3(Rawデータ現像)

使用機材

NIKON D850   AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF) [ライトグレー]

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TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家

カツオドリ2020.12.28

日本では珍しいカツオドリの採餌シーンが見られる鹿児島市の谷山港周辺。
12羽程のカツオドリが、羽を畳みロケットの様にドボッと飛び込みサッパ(カタボシイワシ20㎝程)を捕らえていた。

この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(☆☆☆)」
「サッパを咥えたシーンは一瞬」
撮影は夕刻、レンズ420㎜相当、ISO感度1600、絞F5、シャッタースピード2500に設定し連写をかける。海中に飛び込んで浮き上がると同時に、サッパを飲み込むのでシャッターチャンスは一瞬です。悩ましいのは、何処に浮きるか分からないので飛び込んだ角度で大体の目星をつけます。それにしても、こんなすごいシーンが見られるのに、この日のフォトグラファーは私一人だけで、釣り人多数。
釣り人との会話
「昨日、活き餌のサッパにカツオドリが掛かってしもてな、間違って釣り上げてしもいました、がっつい可哀想な事をしもんしたが、顔をタオルで覆って針を外して逃してやいもした」。

良いお年を

撮影地:撮影地:鹿児島県鹿児島市七ツ島1丁目6(魔猿城近くの河口あたり)

カメラ設定
絞り値:F5.0、シャッタースピード:1/2500秒,ISO感度設定:1600、レンズ焦点距離210mm、35mm換算421mm、露出モード:絞り優先オート、露出補正:-0.30、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:ビビット、Raw。

使用ソフト
PhotoshopCC21.2.3(Rawデータ現像)

使用機材

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, OLYMPUS M.40-150mm F2.8 IS PRO + MC-14

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TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家

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