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about

SHOWKEN HIRASAKA 平坂彰謙
株式会社CAMELSTUDIO 代表取締役社長
1996年11月にCAMELSTUDIOを設立、PCや携帯・スマートフォンなどをプラットフォームに、サイトやコンテンツの企画制作を行なう。幼少時代からドラムを叩き続け、1994年に結成した爆笑系歌謡曲ロックバンド「ダイナマイトポップス」で現在も活動中。このサイトに参加してくれている面々は、公私問わず信頼する親友たちである。

「チャイナ・シンドローム 2」2011.04.01

前に我が社のブログにもこの映画(”2”じゃないですよ)について書いたことがあるが、ここにきて30年以上前の映画が、また脚光を浴びてしまった。
ご存知の方もたいへん多いと思うが、1979年3月に封切られたこの映画は、アメリカ原子力発電所の事故をテーマにしたもの。
しかもこの映画の公開後間もなく本当に原発事故(スリーマイル島)が起きてしまったという、実に冗談のような背景を持つタイトルである。

実はこの映画、自分は封切り後間もなく新宿の映画館で観た。
大学3年生、20歳の時である。
別に原発反対運動をしていたわけでもなく、東京電力に内定していたわけでもなく。
学校に行かずヘタクソなロックバンド活動ばかりしていた自分には、むしろ全く”似合わない”ジャンルの映画だった。

ではなぜ観たのか。

この日自分は徹夜明けだった。(理由は覚えていないが、たぶんクダラない事情で)
ゆっくり寝られる場所が近くにないかと探し、そして「タイクツな映画を観ればグッスリ寝られるだろう」という結論に達した。
「チャイナ・シンドローム」…こりゃイチコロで寝られそうだ。直感でそう思った。
つまり大学の授業みたいな小難しいネーミング=最も睡眠に適しているであろうという、当時のバカ学生に染みついた「パブロフの犬」的発想の成せる技だ。

ところがどっこい、観始めるとあまりの緊迫感、あまりの恐怖感、ひいてはあまりの面白さに汗は出るわ、喉は乾くわ、チビりそうになるわで寝ているどころではない。
結局2回立て続けに観て、その日はコーフンがさめず、さらに寝られなかったことをよく覚えている。

もし燃料棒がむき出しになってメルトダウンを起こしたら、アメリカから地面を突き抜けて地球の反対側にある中国に達する…(だから「チャイナ・シンドローム」なのか!)
実際のシーンには炉心溶融はおろか、水素爆発も建屋崩壊も消防車の放水も作業員被爆も、シーベルトもベクレルもないわけだが、当時原発なるものが何だか知らなかった自分には、それはそれは恐ろしい世紀末シーンが空想として目に浮かぶ。
オバケと同じで、見たこともないものを想像することほどコワいものはない。

そしてそれから32年。改めて自宅のテレビでこの映画を観た。
あれ、こんなストーリーだったっけか。
もっとショッキングで悲惨なシーンがあったような気がしたのだけれど。
自分はあの時、どうしてあれほど「恐ろしい」と思ったのだろう。
(今なら、確実にこの映画で”爆睡”することができるのに)

32年前は、確かにその続きは「空想」だった。
ところが今は、テレビをつけるとしっかり続きをやっているではないか。
「チャイナ・シンドローム 2」
エンドロールにはまだほど遠いのだろうねえ、きっと。



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NO.1ロックドラマーを選ぶ(13)カーマイン・アピス2010.12.17

沖さん、今までウソをついておりました。
わたくしが本当に「NO.1」と思っているロックドラマーは、この人以外におりません。

NO.1ロックドラマー:カーマイン・アピス/Vanilla Fudge, Cactus, BBA
ベストトラック:LADY(LIVE)

遂にこのお方を出してしまいました。大切にとっておいたのに。
“出し惜しみ”をしていたわけではありません。
この人の場合、言いたいことがたくさんありすぎて一冊の本が出来てしまうほど。
どうまとめようかと考える時間が欲しかったわけです。

<あえてひとつだけ>
なぜ「カーマイン・アピス」なのか。
ポイントは腐るほどありますが、あえてひとつだけポイントを挙げましょう。
それは、”ティム・ボガート”という最強のパートナーと活動を続けられたことでしょうかね。
ドラムをやっていて強く思うことは、相棒であるベーシストが誰かが重要であるということ。
「NO.1ロックドラマーを選ぶ(1)ジョン・デンスモア/The Doors」
でも触れましたが、
「野球でいえば”ピッチャー”と”キャッチャー”、漫才でいえば”ボケ役”と”ツッコミ役”」です。
彼はティム・ボガートのおかげで、かろうじてバランスのとれたロックドラマーでいられたと思います。
もともと叩き出す音自体がデカい。そしてリズムボックスよりも正確(!)なジャストタイミングでビートを刻んでいるくせに、グルーヴも感じるしノリもガンガンくる。
マシンガンから乱射される弾がゆれながら光速でブッ飛んでゆくようなイメージですかね。
ですから、彼のドラムソロはちょっと”痛い”というか、やりすぎな感もあったり。
そこへもってきて、ティムのベースは、そんな彼のドラムをかき消すくらいやかましい。
つまり、ふたり揃うとバランスがいいってことなんですよ。
ところがね、他のメンバーはたまったもんじゃないですね。
実際、BBA時代にジェフ・ベックが「ベースはもっとひっこんでろ」といって大喧嘩になったそうで。想像にたやすいです。
もっと言えば、お互い他にご一緒してくれる相手がいなかった、ということかもしれません。

<カーマイン・アピスの楽しみ方>
歴代の作品の中で、特にBBA時代のナンバーを聴く際、楽しみ方があります。
カーマインもティムも、お互い楽器を演奏しながら歌います。
BBAは事実上ふたりがリードヴォーカリストですから、Aメロをふたりでハモったりするわけです。
その間はふたりとも神経が歌に集中していて、演奏はぎりぎり普通(といってもスゴいけど)。
ところがジェフベックのギターソロに入った瞬間、このマシンガンコンビが火を噴くわけですね。
「ベックのリードギターが目立たない…」こんな聴き方、一度してみてください。
ベストトラックに挙げた”LADY(LIVE)”なんぞはその代表です。
ジェフベックが気の毒に思えてきます(笑)

<こんなのもあります>
さすがにこの人に憧れているドラマーが多いと見られ、たくさんのsiguniture商品が出ています。
自分もスネアには、カーマイン・アピスのサインが入ったヘッドを使用しており、たいへんご機嫌です。
ちなみに金ピカのsiguniture snare drumもありますが、これは趣味が悪いと思います。

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NO.1ロックドラマーを選ぶ(11)サイモン・カーク/Bad Company2010.10.01

沖さんの原稿を見て一瞬アセりました。
なに?サイモン??
あ、ちがった。

そちらのサイモンさんも確かにスゴいですが、こちらもスゴいですよ。

NO.1ロックドラマー:サイモン・カーク/Bad Company
ベストトラック:Can’t Get Enough

小学校の教科書なんて、すでに覚えている方のほうが少ないと思いますが、ちょっと調べてみました。
小学校1年生・音楽の教科書には「ぞうさん」「ぶんぶんぶん」「おもちゃのチャチャチャ」…などという曲が載っていますね。
国語の教科書はというと、どうやら今でも「さいた さいた さくらがさいた」というフレーズは健在なようで。

「いきなり、何だよ」と思われるかもしれませんが、もしも「ロックドラムの教科書」というものがあったとしたら、間違いなくこのサイモン・カークが巻頭に登場することでしょう。
そうです。サイモン・カークのドラムこそ、ロックドラム界の「ぞうさん」であり、「さいた さいた さくらがさいた」なのです。
ロックドラマーに憧れ、ロックドラマーを目指すのであれば、まずはじめにサイモン・カークを学ぶべし。
サイモン・カークこそ、ロックドラマーへの”登竜門”なのであります。

その理由を簡単に述べてみましょう。

(1)小学校1年生に「ボヘミアン・ラプソディ」は歌わせない
Bad Companyそしてその前身であるFree。もともとミドルからスローテンポのブルージーな曲調をなりわいにしているバンドのドラマーということもあり、派手な曲芸的プレイをしないのが彼の特徴でもあります。
歌でいえば、4オクターブの音域を出すとか、恐ろしいほどのビブラートをかけるとか、いきなり5声でハモるとか…まあそういうのがない、といったところでしょうか。
初心者・アマチュアにとってはとてもとっつきやすく、「ボクにもできるかも」と思わせてくれるんです。
これは非常に大切なことで、「真似してみようかな」→「お、意外とウマくできた」→「楽しい!」→「もっと頑張ろう!」…
教育的な見地からすれば、たいへん理想的ですね。
つまり、全世界のロックドラマーを目指す青少年(とは限りませんが)にとってロックスターであると同時に、偉大な先生でもあるわけです。

(2)ピアノのレッスンは、「ハノン」から始まる
前述の続きにもなりますが、彼のドラムは(1)とはまた違う意味てロックドラマーのお手本としてふさわしい要素を持っています。
さまざまなリズムパターンでのバスドラムの踏み方、ハイハットの刻み方、フィルインやオカズのフレーズ…すべてが今やロックの「慣用句」とも言うべき基礎的かつ”正しい”叩き方をしてくれているんですね。
ピアノだって、まずはしっかり基礎的な指の動きをマスターしてからでないと始まらない。そんな感じです。
つまりロックドラマーを目指す者にとって、サイモン・カークは「正しいところに筋肉をつける」うえでベストなトレーニング対象とも言えるわけです。

(3)教科書に「YESTERDAY」は載っても、「GIROPPON」は載らない
Bad Company / Free といえば、1960年代終盤〜1970年初頭のいわゆるブリティッシュ・ハードロックの草分け的存在ですが、サイモン・カークは確実にそのドラムワークでこのジャンルの音楽的世界観を確立させました。ある意味、ドラマーを”主役”の一人に押し上げたとも言えます。
昔尊敬する大学の先輩から素晴らしい格言をいただいたことがあります。
「おい、ひらさか。ロックはなあ、カッコいいかダサいかのどちらかしかないんだ」
なるほど…。今仕事に置き換えてみると、デザインも全く同じかなあ、なんて考えてしまいますが(まあそれはいいとして)
つまり何が言いたいかというと、彼がなぜブリティッシュ・ハードロック界で高い地位を築けたか…
彼の生み出すドラミングが、ひたすらカッコいいわけなのですよ。ロックとしてサマになってるんです。
音楽的に優れた楽曲は、作られた時代がいつであれ、何人であれ、国境を越えて教科書にも載るというわけですね。
そう、サイモン・カークのロックドラムはカッコいい! 要するにそういうことです。

かつてギロッポン、いや六本木に「BBA」という名の飲み屋さんがありました。
飲み屋さんといっても、狭い店内の半分がステージで、そこでお店のバンドがロックをガンガン演るわけです。
そしてお客さんもステージに上がって一緒に演奏させてくれるというゴキゲンなところでもありました。
自分も数回酔っぱらったついでにドラムを叩かせてもらったことがあります。
もちろん、サイモン・カークです。Can’t Get Enoughです。
お店の人に聞いたら、この曲を選ぶ人がたいへん多いとか。
カラオケで言えば「北酒場」とか「桜坂」みたいなもんなのでしょうかねえ。

この10月にBad Companyが来日する予定です。もちろん行きます。
なまサイモン・カーク、拝んできます。

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NO.1ロックドラマーを選ぶ(9)ダニエル・セラフィン/Chicago2010.08.31

沖さん、いつもシブいところから選んできますね。
シブさではこちらも負けません。

NO.1ロックドラマー:ダニエル・セラフィン/Chicago
ベストトラックアルバム:Chicago lll

「Chicago」は1969年のデビュー以来メンバーがコロコロ変わるものの、いまだに現役。
ローリングストーンズ、エアロスミスと並んで、3大長寿じじいバンドと言われています。

ダニエル・セラフィンは、ロックを基調としながらも、しなやかな手首から織り出される細かなロールやシンバルさばきが光る、いわばジャズ出身のロックドラマーとでも言いましょうか。
デビューから19枚目のアルバムまでメンバーとして活動していたようですが、注目したいのは、特に3枚目あたりまでの初期です。

もともとギターがサウンドの中心であるというロックの概念を変え、「奇跡!ジャズとロックの融合」と言わしめたバンドがこの「Chicago」。
一般的には、通常のロックバンドユニットに「サックス」「トランペット」「トロンボーン」という管楽器プレイヤーをレギュラー陣に加えたことが「ジャズとロックの融合=新しい」という評判を生んだとされています。

しかし、実はそうではありません。
ダニエル・セラフィンのドラムこそが、その新しいサウンドを誕生させた張本人なのです。

そのへん少し解説いたしましょう。

<1>◎特に初期の頃は、音楽的なコンセプトがたいへん社会的で(”流血の日”のように反戦的なもの、”いったい現実を把握している者はいるだろうか?”のように社会哲学的なものなど)、世界観としては極めてロックである。

<2>◎ホーンセクションのアレンジが度を超えたテンション(というか、ほとんど不協和音)なうえに、攻撃的で乱暴な演奏スタイル。
本来ジャージーな雰囲気を作るべき楽器が、逆にジャズらしくないサウンドを生み出している。

<3>◎曲調としては、実にポップな色合いのものが多い(QUESTIONS 67 AND 68、MAKE ME SMILE、LOWDOWNなどなど)。
アレンジ次第では日本の歌謡曲としても通用するほどのポップスである。

つまり、ほっておくと「少々反社会的で、ラッパのやかましいポップ・ロック」という、音楽的には実に安っぽい感じのするバンドになってしまうわけであります。

そんなバンドを崇高な「ジャズとロックの融合」という領域にまで押し上げたのが、ダニエル・セラフィンなのです。

フツーのジャズドラマーには、この乱暴なラッパポップロックバンドなど全く務まりません。
そんなのは例えて言うならば、サッカーのフォワードにカーリングの選手を起用するようなもんです。
また、ベタベタの8ビートドラマーでは、バンドがさらに下品になってしまいます。
しかも、ロバートラム(Keyboard)、テリーキャス(Guitar)、ピーターセテラ(Bass)といったリズムに厳しいテクニシャン揃い、一寸の狂いもない正確なビートを刻むドラマーでなければなりません。

「なぜダニエルが…」お解りいただけましたでしょうか。
ジャズの基本をばっちりマスターしていて、しかもロックのニュアンスがよくわかっていて、極めて正確なリズムを刻む、なかなかいやしませんよ、こんな人。

しかし、この<1>+<2>+<3>+ダニエルのドラム=「ジャズとロックの融合」という方程式は、曲の内容やアレンジ、メロディなどの微妙なバランスの上に成り立っており、”奇跡の融合”はあまり長くは続きませんでした。
個人的には、5枚目(Saturday In The Parkなど収録)ですでにフツーのロックバンド、それ以降ではもはやありきたりのバラードポップス楽団に”成り下がってしまった”というのが我が感想です。

まあそれはいいとして、少なくともデビューから3作(すべて2枚組なため、合計6枚)ロック史上に輝く最高傑作が誕生したわけですから、それでいいじゃありませんか。

少々余談になりますが、上記の「微妙なバランス」というのは、他の同類とされるバンドと比べるとよくわかります。

◎Blood Sweat & Tears(BS&T)
 同じくホーンセクションを持つバンドで、Chicagoの親戚みたいなもんですが、こちらのほうが先輩にあたります。
 良く言えばChicagoよりも”大人っぽい”感じもしますが、ロックバンドとしては妙に安定しすぎていて、危なっかしさがなさすぎる。少々田舎のにおいもしたりして。
そういう意味で、ロックバンドとしてのバランスが取れているとは言えません。
興業的にも圧倒的にChicagoに軍配が上がります。

◎Chase
 こちらはトランペット3本というクレイジーな構成で、一時期はChicagoを食った!という感もありました。
しかしながら「ペット3本」で押しまくるというスタイルが、そもそも”一発の打ち上げ花火”…はじめからバランスを欠いたものでした。
いかんせん長続きせず、「Get It On(黒い炎)」1曲で終わり。
そういう意味ではダンディ坂野や鼠先輩と同じです。
完全にChicagoの勝ちです。 

「微妙なバランス」…もしジョン・レノンとポール・マッカートニーが出会っていなかったら。。。
あの数年間に生まれたThe Beatles数々の作品も存在しなかったわけで。
「ジャズとロックの融合」という奇跡と3枚の最高傑作アルバムを作ったChicagoに、ダニエル・セラフィン。
んー、感無量。

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NO.1ロックドラマーを選ぶ(7)ドン・ブリューワー/Grand Funk2010.08.03

>こういうもありですよね?平坂さん

トッドはミュージシャンとして尊敬するお方です。
何をやらせてもサマになる、数少ない天才アーティストのうちの一人ですね。
しかし「ものにはいろいろな見方がある」…そんないい”対比”となるネタをお返ししましょう。

NO.1ロックドラマー:ドン・ブリューワー/Grand Funk
ベストトラック:Nothing Is The Same

ドラム演奏を目の前で見たり聴いたりしたことはありますか?

言うまでもなく、ドラムは皮を叩いて音を出しますが、思い切り叩くと、皮がヘコみ、振動し、側面に空いている穴から空気がシュッと吹き出します。
この何ともアナログでライブな感じは、リズムボックスや打ち込み(ドンカマ)では絶対に表現できないシロモノで、ドラムという楽器の醍醐味でもあると思うのですが、ライブステージではともかく、録音された音源からこの感触を感じとるのはとても難しいです。
沖さん執筆の中にもありましたように、特に最近ドラムに関してはサンプリング&打ち込みものが多く、ナマで叩くことをナリワイとしている者にとっては、実は少々寂しい感じもしたりします。

そこにきてこのドン・ブリューワー。
もともと190センチを超える身長と、ドでかいアフロヘアから(これは関係ないか)叩き出される”格闘技系”ドラミングは、当時のパワフルドラマー(例えばLed Zeppelinのボンゾとか)ともまたひと味違う、スピード感・ドライブ感のあるまさに「アナログでライブな」リズムが持ち味です。
そして、ベストトラックに選んだ「Nothing Is The Same」を含む彼らのサード・アルバム「Closer to Home
」が特にそのニュアンスをうまく仕上げた作品であると思います。

あまり細かいオカズや小細工をせず、とにかく叩き出した「音」のストレートなエネルギーで勝負するドン・ブリューワー。
タムの皮が「きゃー、やめてー」と悲鳴を上げているような気がするくらい、目の前でドカドカやっている時の空気を感じさせてくれる…これは打ち込みでは絶対に表現できない、ある種の芸術です。
パソコンで打った文字ではなく、墨で書いた筆文字みたいなもんでしょうかね。

それはそうと、ドン・ブリューワーとかグランドファンクとか言われても、最近の若いもんには「さっぱりわからない」でしょうね。
それもそのはず、1969年にデビューし、ドン・ブリューワーをはじめメンバーは全員現在60歳を超えるじじいです。
接点があるとすれば、割と最近ソフトバンク&SMAPのCMで使われた「ロコモーション」。
この楽曲は1973年ごろリリースされた彼らのナンバーです。(オリジナルではなく、カバーですが)

1970年初頭に来日もしています。
現東京ドーム(当時は後楽園球場)で、いろんな意味で伝説的なライブをやりました。
大型台風の来襲!怒濤のカミナリ!!降りしきる大雨!!(当時の球場には屋根がありませんでした)
ちなみに、確か小学校6年生くらいだった私の同級生が親にナイショで観に行って、「感電死するくらい感動した」と言っていました。

道路工事はツルハシを持って、掘ってなんぼ。
ドラマーはスティックを持って、叩いてなんぼ。
ドン・ブリューワー…
真のロックドラマーです。

沖さん、そう思いませんか?

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