YOUCHOOSE

about

SHOWKEN HIRASAKA 平坂彰謙
株式会社CAMELSTUDIO 代表取締役社長
1996年11月にCAMELSTUDIOを設立、PCや携帯・スマートフォンなどをプラットフォームに、サイトやコンテンツの企画制作を行なう。幼少時代からドラムを叩き続け、1994年に結成した爆笑系歌謡曲ロックバンド「ダイナマイトポップス」で現在も活動中。このサイトに参加してくれている面々は、公私問わず信頼する親友たちである。

オバマ大統領―ブラック・ケネディになれるのか2009.06.14

オバマ大統領―ブラック・ケネディになれるのか
村田 晃嗣・渡辺 靖 (著)

アメリカに詳しいふたりの大学教授が、対談形式で政治、外交、社会など、さまざまな観点からオバマ大統領を論ずる、という内容の新書です。

これは自分の主観ですが、著者はふたりとも基本的にオバマ大統領の登場を「驚き」「感激」「期待」という感情で受け止め、最終的には、「このような大統領を擁するアメリカがうらやましい」という気持ちなのだろう、と思います。
このあと読んだ対談本も同様でした。日本の政治界にはありえない、また、叶わぬ理想のリーダーとしてほってはおけない、といったところなのでしょうか。

内容としては、「オバマ大統領は、あの伝説の大統領・ケネディの再来となるか」「再選されなかった不人気大統領・カーターとなるか」などいろいろ興味深いテーマを、様々な史実を取り混ぜながら展開しています。

また、「オバマには”力”がある。この本のタイトルを”オバマ力”にしよう。いやいや、それでは”オバマか”と読まれてしまう」などクダラないやりとりも真剣にされていたのが印象に残っています。

Showken Hirasaka
Camelstudio Co., Ltd.

オバマ ホワイトハウスへの道/『TIME』誌特別編集2009.06.13

オバマ ホワイトハウスへの道
『TIME』誌特別編集

アメリカで最も信頼されていると言われるニュース誌『タイム』が3年に渡り密着取材をして編集された、記事と写真集をミックスしたスタイルの大型本です。
ケニア人の父親、カンサス出身の母親の出会いから、ハワイで生まれ、インドネシアで育ち、そしてシカゴで勝利宣言をするまでの道のりを知ることができる、いわばオバマ大統領の「伝記」ともいえる内容が綴られています。
文章もさることながら、ふんだんに掲載されている写真がアーティスティックでとてもクオリティが高いのです。タイガーウッズやマイケルジョーダンの写真集…いやいや、ローリングストーンズのツアープログラムともいい勝負かもしれません。

Showken Hirasaka
Camelstudio Co., Ltd.

完璧な冷静 オバマ 変革と試練2009.06.12

完璧な冷静 オバマ 変革と試練
エバン・トーマス・著

最近オバマ大統領の書物を読みあさっています。
特につい先日の大統領就任演説(選挙演説ではなく)を聞いて、いたく感動してからです。もっと大統領のことが知りたいと、毎日じっとしていられません。
これほど心を動かされたのはジョンレノン以来でしょうか。
こちらの200ページを超える単行本は、予備選から初の黒人大統領誕生まで、ニューズウィーク誌がアメリカ大統領選700日の激動の舞台裏を完全密着取材したもので、たいへん読みごたえがあります。
ただ、慌てて誰かが乱暴に翻訳した感じ(そうではないかもしれませんが)がして、日本語の意味がよくわからん箇所がたくさんありました。
そのあたりを軽く読み飛ばしても、なかなかな内容です。
この方がアメリカ合衆国のトップに立ったということは、ある意味で歴史を塗りかえる「大事件」であったことは間違いないようです。

Showken Hirasaka
Camelstudio Co., Ltd.

大人が知らない携帯サイトの世界2009.06.11

大人が知らない携帯サイトの世界
佐野 正弘・著

仕事上「PC」「携帯」両方とも守備範囲として毎日接しているくせに、それぞれの「インターネット」をとりまく世界やそのユーザーたちの実態について、意外と知らないんだ。…ということにハタと気づかされる、毎日コミュニケーションズ刊の新書です。
★インターネットに存在する「ふたつの世界」
★PCからは得られない「携帯サイト文化」
★ケータイ世代の「コミュニティ・スタイル」
★インターネットの「世代間格差」
★「ケータイ世代」がネット文化を席巻する日
このような章から構成されており、インターネットの利用シーンにおいて、PCと携帯には大きな壁が存在する、という問題意識を柱とした著者の持論が展開されています。「これからどうなってゆくのか」という予測や予見よりも、「これまでこのような歴史をたどってきてこうなった」という事実関係や因果関係を知るにはとても役に立つ一冊です。

Showken Hirasaka
Camelstudio Co., Ltd.

ジョン・レノン120の言葉2009.06.10

ジョン・レノン120の言葉
K. ローレンス (編集), 刈茅 由美 (翻訳)

ジョン・レノンが40年間という生涯の中で、公の場そしてプライベートで話した言葉の中から120を選んで編集したという、一風変わった書籍です。
もともと音楽を作るうえでも「言葉=歌詞」をとりわけ大切にしてきたと言われるジョン・レノンだからこそできる企画でもあり、そしてその短い一言ひと言に込められている気持ちや感情の考察に、ひとつひとつ味わいながら「楽しめる」というというところがこの書のいいところでしょうか。
1ページに30文字程度しか載っていない紙面を恵比寿駅から乗った日比谷線の中で眺めていたら、いつの間にか銀座に着いていた…こんな読み方がふさわしい本だと思います。
“今までクソみたいなラブソングばっかりだったけど、「In My Life」でやっとまともな詞が書けた”という言葉がなぜか一番印象に残っています。

Showken Hirasaka
Camelstudio Co., Ltd.