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about

SHOWKEN HIRASAKA 平坂彰謙
株式会社CAMELSTUDIO 代表取締役社長
1996年11月にCAMELSTUDIOを設立、PCや携帯・スマートフォンなどをプラットフォームに、サイトやコンテンツの企画制作を行なう。幼少時代からドラムを叩き続け、1994年に結成した爆笑系歌謡曲ロックバンド「ダイナマイトポップス」で現在も活動中。このサイトに参加してくれている面々は、公私問わず信頼する親友たちである。

誰でも簡単ドラム講座 VOL.4 「アクセントをつける」その22009.10.23

だんだん難しくなってきました。

今回も、叩く強さに「アクセント」をつける練習ですが、前回が片方の手で叩く強さに変化をつけていたのに対し、今回は両手で交互にアクセントをつけるパターンです。

ビートの基本は、1小節に3つ叩く「3連」です。
よくロックのオカズで見られるフレーズで、「タタタ タタタ…」という感じのものですね。

<パターン1>
右1回、左1回、右1回、交互に3回叩いて「タタタ」
同じ強さで、4まわし叩きます。
「タタタ タタタ タタタ タタタ」
こうなりますね。
これはとても簡単です。

<パターン2>
ここから、叩く強さ=つまり「アクセント」という概念が入ります。
はじめの3つは、最初のひとつが強くて、あとの2つが弱い。
これを左右交互の指で叩きます。
「強」「弱」「弱」
「タッ! ト… ト…」こんな感じでしょうか。

ここまではいいですね。
問題はその次です。
続けると、
2まわし目は、強く叩いたほうと逆のほうが「強」になります。

これが交互に続くわけです。
どうですか。慣れれば意外と簡単ですが、
はじめは混乱するかもしれません。

<パターン3>
理屈は2と一緒ですが、
アクセントの位置が2つめとなり、
「弱」「強」「弱」
「ト… タッ! ト…」
ああ、もうたいへんですね。

<パターン4>
これは3つ目にアクセントがくるタイプ。
もう降参ですか?

これがマスターできると、
結構カッコいいドラムが叩けるようになります。

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あのひとこのひと”素顔”のおもいで/スティービーワンダー(敬称略)2009.09.10

自分が20代半ばのころ、メインクライアントのひとつに音楽系専門学校がありました。
生徒をかき集めるためには金をいとまないというアコギな面を除いては、小さなフツーの学校です。

ある日その学校の担当者から、こんな電話がかかってきました。
「明日学校にスティービーワンダーが遊びに来るから取材してくれ」

「はああ???」
冗談なのか、それともそっくりさんのお笑い芸人なのか…
いやいや、あのスティービーワンダーご本人、ホンモノのスティービーワンダーさまがやってくるのだと。

わざわざそのために来日したのか?
まさか。
日本公演の合間に寄る、ということだったようで。
それにしてもスゴい。

「大物外タレがぶらっと遊びにくる学校」というような宣伝を、学生たちに向けて打ちたい、というのが目的だとか。「スティービーワンダーがこんなとこにぶらっと遊びに来たりするわけねーだろ!」と思わずツッコミを入れたくなるような、クレイジーな企画です。

で、当日。7階建ての校舎には、普段来もしない学生までが全館ごったがえし、まさに上へ下へ大騒ぎです。なまスティービー。ここはフツーの校舎。やはりクレイジーです。

確か2階の最も大きな教室で、グランドピアノの前に座るスティービーを、午前8時台の山手線でもこんなラッシュはないだろう、という密度で学生が取り囲む。
いつもテレビで観るのと同じ動き、同じ笑顔で「I Just Call To Say I Love You」をスティービーが歌い、皆が大合唱し、建物全館が音で揺れる…。

いつも「金もうけ主義」なところに少々疑問を持っておりましたが、この時ばかりは思いましたよ。「いい学校だなあ」って。授業料高いだろうけど、お金で買えない夢とか体験が得られたわけですからね。みんな、涙ぼろぼろ流してました。

後日当校の理事長から呼び出され、「なんとかワンダってずいぶん流行ってるらしいじゃねえか」
なんじゃそりゃ。

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誰でも簡単ドラム講座 VOL.3 「アクセントをつける」2009.09.01

右手と左手の練習が続きます。

次の課題は「アクセントをつける」であります。

机をトントン叩いていて気づいた方もいるかもしれませんが、すべて同じ強さで叩いていると、
とても「平坦」な、何の感情もない機械的な感じがしますね。
まるで時計がカチカチ鳴っているみたいに。

音楽の中でも特にロックとかポップスとかは、メロディと同じかそれ以上にリズムの”揺れ”(よく”ノリ”とか”グルーヴ”とか言いますよね)がとても重要で、自然に身体が縦に、横に気持ちよく動いてしまうような、ちょっとした”隠し味”のようなものが大切になります。

その”隠し味”のひとつが、「アクセント」です。

今回の図も「楽譜」同様、左から右に向かって一定のスピードで進めてください。

<パターン1>
右手の人差し指を、等間隔で「トントントントン」と叩きます。
(左手はお休みです)
強さも全く同じに叩くと、まな板・包丁で野菜を刻むような、機械的なリズムになりますね。

<パターン2>
ここから「アクセント」という概念が入ります。
(こちらも右手のみです)
グレーの丸は、黒い丸の半分くらいの強さで叩きます。
文字で表現しづらいですが、「タッ! トン タッ! トン」みたいな感じです。
黒い丸は指全体でドスンと、グレーの丸は指先だけでチョンと叩くと、雰囲気が出るかと思います。
わかりづらいかもしれませんが、これこそがドラムの「アクセント」なのです。
「パターン1」と叩き比べてみるとよくわかります。

<パターン3>
今度は右手、左手交互に叩いてみてください。
こちらは「パターン1」同様、同じ強さで叩きます。
バタバタうるさい感じですね。
前に飲み屋でやっていたら、店主に怒鳴られました。

<パターン4>
1小節(丸8個分)のうち、1個目と3個目(どちらも右手)のみ強く、あとは弱く叩きます。
ややテンポ早めに叩くと「あ、こういうことか」と実感できると思います。

最後になってしまいましたが、サウスポーの方は、左右逆にしてお試しください。

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あのひとこのひと”素顔”のおもいで/角田信朗さん2009.08.21

【愛犬が超かわいい】
今から5年前、2004年のこと。
自分の会社でやっているペット写真の携帯サイトで人気のコーナー「有名人のペット」に、角田さんが登場されることになった。
写真家は、あの「はなデカ写真」で有名な森田米雄氏。
当時世田谷・梅が丘にあった「はなデカスタジオ」に奥様、お嬢様、そして愛犬のトイプードル「プッチーちゃん」と「チコちゃん」とともに現れたご本人。
もちろんはじめてお会いしたわけで、第一印象はとにかく「えらいかっこいい」。
格闘家として、マルチタレントとして、いつもテレビで観ている角田さんよりも、実物の角田さんは、とにかくかっこよかった。
たぶん少しは会話をさせてもらった気もするが、緊張していたせいかほとんど覚えていない。
角田さんのぶっ太い腕とちっこいワンちゃん、そのコントラストが面白くてたまらなかったことだけよく覚えている。

【歌がめちゃウマ】
撮影終了後、森田米雄氏をはじめとする撮影クルーと角田さん一家フルメンバーで、そのまま「夜の宴」に。
何といっても角田さんが会の中心である、ということもあって、いろいろな話をご本人から聞かせてもらったことをよく覚えてる。
中でも印象的だったのが、「小さい頃から英語が得意だった」ことと、「高いクルマを買って女房にイヤな顔をされる」こと(後者は自分にもよく当てはまる)。
宴もたけなわ、貸し切りの大きな座敷には「お、こんなところにカラオケマシンが!」。
角田さん、歌唱力には全国的に定評がある。ナマで聴けるとあって出席者全員角田コールの嵐。
最もお得意とされる桑田圭祐・サザンナンバーを何曲も歌わせてしまったのだが、何がスゴいって、まだ新曲発表間近いのにいたるまでメロディはもちろん、歌詞も全部覚えている!!
スゲー。さすが。つうか、いつ練習してんのよ。

【ライブ参戦】
この写真撮影会〜夜の宴から数日後、自分のやっている歌謡曲爆笑ロックバンドがライブ出演する予定で、図々しくも「角田さん、遊びに来てもらえませんか」などと酔っぱらったフリをして(いや、確実に酔っぱらってたが)お誘いしちゃったりしたところ、本当に来てくれた!というウソのような話なのだ。
たまたま自分のバンドが「結成10周年」を迎えた記念ライブだった、とうこともあり、こじんまりとした渋谷のライブハウスには軽く100名を超す観客が。
今思えばあの場所に居合わせたお客様たちも相当”ラッキー”だったのでは。満員の客席を縫うようにステージに上がり、そして「TSUNAMI」熱唱。これは自分とメンバーにとって一生の思い出になった。

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誰でも簡単ドラム講座 VOL.2 「右手と左手をバラバラに動かす その2」2009.08.13

右手と左手をバラバラに動かすトレーニングはさらに続きます。
今回は、実際に両手を使ってリズムを刻んでみましょう。

前回と違って、図はいわゆる「楽譜」に近いものになっています。
上の段は「右の人差し指」が机を叩くところ、下の段は「左の人差し指」が机を叩くところで、左から右に向かって一定のスピードで進めていきます。

最初の3つはとても簡単。
「パターン1」は右手で4つ叩くうちの「2つめ」と「4つめ」のみ左手も同時に叩きます。これは赤ん坊やイヌでもできますね(できないか)

「パターン2」は、右手の叩く間隔を縮めて小刻みにしたもの。
実際にはこのパターンで叩く曲が非常に多いですね。

オレンジ色の縦線で区切られた1コマを「小節」と呼びますが、1小節に右手は8回叩くわけで、この手のリズムパターンが「エイト(8)ビート」なわけです。
これも実に簡単ですね。でもドラム演奏の「柱」となりますので、無意識に両手が動くくらいに繰り返し正確に叩きましょう。

「パターン3」は、パターン2と右手は同じですが、左手の登場する場面が倍に増えています。
これも「パターン2」ができれば、どつことないでしょう。非常に簡単です。

さて、問題は「パターン4」です。
これはグッと難易度が上がりますね。

「2拍3連」と呼ばれるもので、「右手で3つ叩く間に左手で2つ叩く」というややこしいシロモノ。

ある一定の時間内 − 仮に”1秒”としましょうか。に、まず右手で3つ等間隔に「トン トン トン」と叩いてみてください。その後、左手で同じく1秒間に「トン トン」とこちらも等間隔に叩きます。

同じ1秒間に右手は3回、左手は2回叩くわけですから、当然右手と左手の叩く”間隔”は異なりますよね。右手のほうが少し早いテンポでリズムを刻むことになるわけです。

で、同時に叩いてみてください。どうですか?パッとできた人は、すぐにドラマーになったほうがいいでしょう。結構ムズカシイのです。これ。実践でもとてもよく使う基本技です。

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