右手と左手をバラバラに動かすトレーニングはさらに続きます。
今回は、実際に両手を使ってリズムを刻んでみましょう。
前回と違って、図はいわゆる「楽譜」に近いものになっています。
上の段は「右の人差し指」が机を叩くところ、下の段は「左の人差し指」が机を叩くところで、左から右に向かって一定のスピードで進めていきます。
最初の3つはとても簡単。
「パターン1」は右手で4つ叩くうちの「2つめ」と「4つめ」のみ左手も同時に叩きます。これは赤ん坊やイヌでもできますね(できないか)
「パターン2」は、右手の叩く間隔を縮めて小刻みにしたもの。
実際にはこのパターンで叩く曲が非常に多いですね。
オレンジ色の縦線で区切られた1コマを「小節」と呼びますが、1小節に右手は8回叩くわけで、この手のリズムパターンが「エイト(8)ビート」なわけです。
これも実に簡単ですね。でもドラム演奏の「柱」となりますので、無意識に両手が動くくらいに繰り返し正確に叩きましょう。
「パターン3」は、パターン2と右手は同じですが、左手の登場する場面が倍に増えています。
これも「パターン2」ができれば、どつことないでしょう。非常に簡単です。
さて、問題は「パターン4」です。
これはグッと難易度が上がりますね。
「2拍3連」と呼ばれるもので、「右手で3つ叩く間に左手で2つ叩く」というややこしいシロモノ。
ある一定の時間内 − 仮に”1秒”としましょうか。に、まず右手で3つ等間隔に「トン トン トン」と叩いてみてください。その後、左手で同じく1秒間に「トン トン」とこちらも等間隔に叩きます。
同じ1秒間に右手は3回、左手は2回叩くわけですから、当然右手と左手の叩く”間隔”は異なりますよね。右手のほうが少し早いテンポでリズムを刻むことになるわけです。
で、同時に叩いてみてください。どうですか?パッとできた人は、すぐにドラマーになったほうがいいでしょう。結構ムズカシイのです。これ。実践でもとてもよく使う基本技です。
POSTED BY:
Showken Hirasaka
Camelstudio Co., Ltd.
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