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SHOWKEN HIRASAKA 平坂彰謙
株式会社CAMELSTUDIO 代表取締役社長
抜群の安定感と驚異のパワー・ドラミングでダイナマイトポップスの音楽を支える、まさにバンドの支柱的的存在。リラックスとのコンビネーションにより最強のリズム・セクションを作り上げる。またDMやCDジャケットのデザインを担当する、ダイポプのアートディレクターでもある。

あのひとこのひと”素顔”のおもいで/スティービーワンダー(敬称略)2009 / 09 / 10

自分が20代半ばのころ、メインクライアントのひとつに音楽系専門学校がありました。
生徒をかき集めるためには金をいとまないというアコギな面を除いては、小さなフツーの学校です。

ある日その学校の担当者から、こんな電話がかかってきました。
「明日学校にスティービーワンダーが遊びに来るから取材してくれ」

「はああ???」
冗談なのか、それともそっくりさんのお笑い芸人なのか…
いやいや、あのスティービーワンダーご本人、ホンモノのスティービーワンダーさまがやってくるのだと。

わざわざそのために来日したのか?
まさか。
日本公演の合間に寄る、ということだったようで。
それにしてもスゴい。

「大物外タレがぶらっと遊びにくる学校」というような宣伝を、学生たちに向けて打ちたい、というのが目的だとか。「スティービーワンダーがこんなとこにぶらっと遊びに来たりするわけねーだろ!」と思わずツッコミを入れたくなるような、クレイジーな企画です。

で、当日。7階建ての校舎には、普段来もしない学生までが全館ごったがえし、まさに上へ下へ大騒ぎです。なまスティービー。ここはフツーの校舎。やはりクレイジーです。

確か2階の最も大きな教室で、グランドピアノの前に座るスティービーを、午前8時台の山手線でもこんなラッシュはないだろう、という密度で学生が取り囲む。
いつもテレビで観るのと同じ動き、同じ笑顔で「I Just Call To Say I Love You」をスティービーが歌い、皆が大合唱し、建物全館が音で揺れる…。

いつも「金もうけ主義」なところに少々疑問を持っておりましたが、この時ばかりは思いましたよ。「いい学校だなあ」って。授業料高いだろうけど、お金で買えない夢とか体験が得られたわけですからね。みんな、涙ぼろぼろ流してました。

後日当校の理事長から呼び出され、「なんとかワンダってずいぶん流行ってるらしいじゃねえか」
なんじゃそりゃ。


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Showken Hirasaka
Camelstudio Co., Ltd.

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