クツラヘラサギは、日中ほとんど動かずに寝てばかりで、張り切って出かけた撮影者をオロオロさせるのがオチである。ならばと、早朝の食べるシーンを撮りたくて近くの須崎調整池(加治木)へ出かけると、まさにグッドタイミング。沢山のクロツラヘラサギが魚を追い込み、争う様にボラの稚魚を食べているシーンに出会えたのです。(クロツラヘラサギは東アジアのみに生息する絶滅危惧種)
この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(出会う確率が低い☆☆☆)」
「撮りたいシーンの設定を済ませておく」
滅多にお目にかかれないシーンに遭遇しても沈着冷静。ズームを望遠側にくるくる回し、慎重にゆっくりとベストポジションへ近づくのだ。そう、予めこの様なシーンを連想して、レンズ選定、連写モード、感度、絞りなどの設定を済ませておいたのです。私が、15メートルほど近づいても食べることに夢中で、まったく気にする様子さえありません。しめしめ、と近づき数羽がボラの稚魚を捉えた瞬間を狙い連写。
撮影地:鹿児島県姶良市加治木町木田 須崎調整池にて
カメラ設定
絞り値:F8.0、シャッタースピード:1/1000秒,ISO感度設定:400、レンズ焦点距離210.0mm、35mm換算421.0mm、露出モード:絞り優先オート、露出補正:-1、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:風景、Raw。
使用ソフト
PhotoshopCC21.2.3(Rawデータ現像)
使用機材
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, OLYMPUS M.40-150mm F2.8 IS PRO+ MC-14
TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家
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