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ATSUSHI MURATA 村田アツシ
株式会社セットアップ 代表取締役社長
某大手インターネット系出版社を経て、のちに「Business is Rock’n'Roll !」という有名な標語とともに独立。 企業のサイトビジネスのコンサルティングを中心に、ITを利用した業務改善やサービスのプランニングに定評がある。引く手数多の超人気プロデューサー。

2014年 地球に小惑星激突! 大人が地球を考える「科学本」(2009年8月12日公開分)2012.04.06


ご無沙汰してます。村田です。
アメリカやイギリスで以前話題となった事件である。まさにアルマゲドン!
この惑星の名称は2003 QQ47。以下はWikipediaの解説を抜粋。

http://ja.wikipedia.org/wiki/(143649)_2003_QQ47

2003年8月24日にリンカーン研究所の掃天観測(リンカーン地球近傍小惑星探査)によって発見された、直径がおよそ1.24キロメートルの地球近傍小惑星のひとつ。

発見直後、2014年3月21日に25万分の1の確率で地球に衝突する可能性があるという速報がなされたことや、トリノスケールでレベル1という衝突可能性があり、天文学者による細心の観測に値するため、「巨大小惑星、2014年に地球に衝突の可能性」とメディアに取り上げられ、一時的に有名になった。

既に激突の可能では既に無いという結果であるが、まだ海外には研究している機関があるようで、最近でもアメリカのドキュメンタリー番組で取り扱われたそうだ。

そして、その対応は小惑星の軌道を外すために惑星を「プッシュ」するのだそうだ。

破壊すると粉々になった隕石で地球に影響が考えられるので、ロケットや何かで衝撃を加えて軌道を外すというもの・・・・。
既にこのような技術は実行可能であるが、どの国が対応するのか?等の問題があるとレポートされていたそうだが、まさに未来!という感じだ。
電気自動車が普及し、宇宙ステーションに人が住めるようになる時代も目の前なのだ。

そこで、ちょっと地球を勉強したい人にお勧めなのが、千葉工業大学惑星探査研究センター所長 松井 孝典の本。
今ではテレビ番組などにも出演しているので、知っている人も多いはず。

バイオアストロジーという研究分野の第一人者で、1986年に、あの有名な英国の科学雑誌「ネイチャー」に海の誕生を解明した「水惑星の理論」を発表して世界の地球科学者から注目を集めた博士だ。

http://www.athome-academy.jp/archive/space_earth/0000000246_all.html

僕も数冊読んだが、松井博士の理論はデータに裏付けされているので非常に分かりやすい。しかも、今までの常識が覆る部分もあり、驚く内容が多い。

例えば、今の人間は私たちの知っているサル(クロマニョン人や北京原人)からの進化ではないことや、恐竜絶滅の原因、地球が氷河期になった惑星衝突の事などが見事に理解できる。

そのため、今回の小惑星が地球に激突した場合にどのような環境変化が地球上に起こるのかも容易に想像できる。

この本を読めば、環境問題の本質もひもとけるし、人間が地球システムのひとつの要素である事実・・・など、僕たちの世代では習わなかった科学に触れることができる。

昨今の皆既日食の感心の高さもそうであるが、エコ意識の高まりや、地球と人間の共存を考えるには、読んでおきたい一冊だ。

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