- TSUGIO NISHIMURA 西村次雄
フォトグラファー
- 1973年、九州産業大学芸術学部写真科卒。同年渡米。1979年、「STUDIO BB」を設立。デジタルの可能性にいち早く気づき、雑誌・広告を中心に一眼レフカメラを駆使して活躍中の”IT写真家”である。建築物、料理、人物、商品、そして動物・植物・昆虫と被写体の幅も極めて広い。
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はんぎり出し2022.08.29
はんぎり出し(はんぎりとは飼い葉桶のこと)。
1845年頃、精進落しとしてエッナ(ボラの稚魚)を投網でとったのが始まりと言われています。
60年程前は60艘ほどが出て大いに賑わっていたのを記憶していましたが、今年は6艘ほどで平均年齢70才。いよいよ後継者不足が危ぶまれていましたが、昨年から28歳の女性が伝統行事に参加。
この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(☆☆)」
「紅白幕が写り込む角度から撮る」
揺れるいかだに乗って投げるのは並大抵では無いそうです。紅白が伝統行事を華やがせてくれそうで紅白の幕が入る位置からあえて狙う。
撮影地:霧島市国分広瀬の干拓地(潮だまり)
キャプション&カメラ設定上から
1:はんぎり出し全景、紅白の幕を写し込む s1/2500,f5.0・-0.3,iso400
2:手前がベテラン、奥は28歳の塩川夏美さん s1/4000,f5.0・-1,iso400
3:取材陣とアマチュアカメラマンに囲まれた塩川さん親子。s1/400,f5.0・-0.7,iso400
4:エッナのぶつ切りs1/640,f5.0・-0.7,iso400
使用ソフト
PhotoshopCC23.01(Rawデータ現像)
使用機材
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II2台, OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO 、
POSTED BY:
TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家
ブルービー(幸せを呼ぶ蜂)2022.08.24
ナミルリモンハナバチ(ブルービー)が鹿屋にいると、隣の方に教えてもらった。
間髪を入れず「ダマスクの風」へ。ラベンダーセイジの花で出会えると聞き、向かうとすでに数頭のブルービーが吸蜜に訪れていた。
この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(☆☆☆)」
「ブルービーの一番美しい飛翔を狙う」
被写体が決まっているからレンズ、シャッタースピード、絞りは設定済み。
あとは、光の状態で感度(ISO)変更するだけである。
太陽の位置を確認。
ブルービーの鮮やかなブルー色が出て、立体的に見える斜光の位置にスタンバイ。
撮影地:鹿児島県鹿屋市小薄町4994-2 (ダマスクの風)
カメラ設定
絞り値:F7.1、シャッタースピード: 1/400秒,ISO感度設定:400、レンズ焦点距離150mm、35mm換算300mm、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:風景、Raw。
使用ソフト
PhotoshopCC23.01(Rawデータ現像)
使用機材
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
POSTED BY:
TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家
クマゼミ2022.08.23
「シャシャシャ・・・」朝6時半ごろからクマゼミが鳴き出し、お昼頃にはピタリと止む。
♂が♀へ大きい鳴き声でアピールするためらしい。
どうりで・・・。
この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(☆☆)」
「おしっこから交尾までの過程を追う」
門扉の上に紅葉の大木が植えてある。毎朝その下を通る時、クマゼミのおしっこをシャーとかけられるのである。
撮影地:鹿児島県霧島市国分(自宅の庭・紅葉)
キャプション&カメラ設定上から
1:クマゼミのおしっこ s1/400,f6.3,iso800
2:♀にアタックする♂ s1/125,f8.0・-0.3,iso400
3:アタック成功。s1/400,f5.0・-0.3,iso400
4:交尾s1/160,f8.0・+0.3,iso400
使用ソフト
PhotoshopCC23.01(Rawデータ現像)
使用機材
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8PRO 、
POSTED BY:
TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家
コガタスズメバチ巣作り2022.08.22
日本蜜蜂の巣箱上をスズメバチが飛んでいる場面に遭遇。見上げると、軒先に巣作りを始めていた。
すぐに退治するのもなんなので、その巣作り工程を記録することにした。
この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(☆☆☆)」
「コガタスズメバチの特徴を捉える」
スズメバチの固定は簡単そのもの、作りはじめの巣は徳利型。
頭楯は3個、胸部の小楯板の色は黒色。
などと分かるように毎日記録撮影をした。
幸いコガタスズメバチの攻撃性はそれほどない。
撮影地:鹿児島県霧島市 (自宅軒先)
キャプション&カメラ設定上から
1:コガタスズメバチが軒先に巣作りを始めた。頭盾が分かるように撮る s1/250,f2.8,iso1600
2:徳利型が崩されだいぶ巣が拡張されてきた。巣の中が分かるようにストロボ使用 s1/125,f7.1・-0.3,iso800
使用ソフト
PhotoshopCC23.01(Rawデータ現像)
使用機材
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 IS PRO,ストロボ使用:NISSIN i40
POSTED BY:
TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家
女王蜂2022.08.18
分蜂待受箱に入ろうとしていた日本蜜蜂の女王さまである。
他の働き蜂とは遥かに大きいので誰でもすぐに分かるのだ。
偵察蜂が見つけた巣箱にエスコートされた女王さま。この女王蜂のフェロモンに吸い寄せられ、分蜂群が集まって来るのです。
この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(☆☆☆)」
「女王様に出会える確率はわずか」
分蜂群の数は半端ではない。
それゆえ、その中から女王蜂を見つけ出すのは至難の技である。
もし、出会えたらラッキーと思うべし。
その一瞬にカメラ設定は抜かりなく。
撮影地:鹿児島県霧島市(自宅の巣箱)
カメラ設定
絞り値:F5.6、シャッタースピード: 1/125秒,ISO感度設定:800、レンズ焦点距離100mm、35mm換算200mm、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:風景、Raw。
使用ソフト
PhotoshopCC23.01(Rawデータ現像)
使用機材
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
POSTED BY:
TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家