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about

TSUGIO NISHIMURA 西村次雄
フォトグラファー
1973年、九州産業大学芸術学部写真科卒。同年渡米。1979年、「STUDIO BB」を設立。デジタルの可能性にいち早く気づき、雑誌・広告を中心に一眼レフカメラを駆使して活躍中の”IT写真家”である。建築物、料理、人物、商品、そして動物・植物・昆虫と被写体の幅も極めて広い。

クロマダラソテツシジミ2022.11.21

11月20日、温かい微風。きっと現れるはずだと、かねてより狙いをつけた立派なソテツの樹の下で「クロマダラソテツシジミ」の♀が現れるのを待っていた。

この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(☆☆☆)」
「開帳シーンを狙う」
陽だまりのソテツの葉っぱにゆっくりと飛来して止まった。幸運な事に理想の光の中に止まってくれ開帳。細い尾状突起などにもピントが合うように絞りをF9.0に設定、クロマダラソテツシジミがオーバーにならないように露出を-1.7ほどアンダーにして連写である。  

撮影地:鹿児島県霧島市(清水郵便局となり)

カメラ設定
絞り値:F9.0(-1.7)、シャッタースピード:1/640秒,ISO感度設定:400、レンズ焦点距離160mm、35mm換算320mm、露出モード:オート、フォーカス:オートフォーカス、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:風景、Raw。

使用ソフト
Photoshop23.5.1(Rawデータ現像)

使用機材

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, OLYMPUS M.40-150mm F2.8 IS PRO
+ MC-14

POSTED BY:
tsugionishimura_image

TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家

皆既月食+天王星食の瞬間2022.11.09

2022.11.8日、鹿児島県霧島市は絶好の晴れ。天王星食が始まりかけた20:22分撮影。皆既月食の赤銅色の左下に、美しくブルーに輝く天王星食の瞬間が絶妙なタイミングで出会えたのだ。

この時の撮影技法「次は213年後」
「天王星食の瞬間はモニターチェック」
暗がりで薄暗い皆既月食にピントを合わせるには、フォーカスをMにし、18X拡大ビュアーに設定。天王星は太陽系の中では3番目に大きく、太陽系7番目。NASAのボイジャー2号が天王星に到着するまで9年半。惑星は約6等級と暗く冷たい(約-200℃以下)、青白い姿は眼視で見えるギリギリの明るさしかない。爺の私には当然見えないので、シャッターごとにモニターチェックしてその時を待った。大気の主成分は水素とヘリウムの混合物ゆえ青白く見えるとのこと。   
参照:国立科学博物館

撮影地:鹿児島県霧島市

カメラ設定
絞り値:F11、シャッタースピード:2秒,ISO感度設定:1250、レンズ焦点距離560mm、35mm換算1122mm、露出モード:マニュアル、フォーカス:Mフォーカス、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:ビビット、Raw。

使用ソフト
Photoshop23.5.1(Rawデータ現像)トリミングあり

使用機材

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, OLYMPUS100-400mm F5.0-6.3 IS+ MC-14、三脚:GITZOマウンテニア2型4段GT2542, 雲台: Really Right StuffのBH-40 Mid-Size Ballhead、レリーズ

POSTED BY:
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TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家