すごい数の自然発生ゲンジボタル乱舞が見られる霧島市、小学生の頃見ていた麗しい風景です。
昨夜の大雨で他の川は濁っていたけれど、不思議とここの小川は川底が見えるほど清んでいた。それならば綺麗な川面に映り込むゲンジボタルの光跡を縦位置で写し込むことにした。
この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(出会う確率が低い☆☆☆)」
「フォーカスリングはテープで固定」
上:ホタル撮影の極意は、現場には早めに到着して撮影場所確保する。仄暗くなるまでゲンジボタルの光はじめをアップで押さえておく。
下:明るいうちに構図とマニュアルでピント合わせを済ませフォーカスリングはテープで固定、これで準備完了。薄暗くなったら露出アンダーで背景を撮影(かなり暗くなったら長時間露光:約4〜20秒で一発撮影もあり)。長時間露光はノイズが出やすいため、約4〜8秒。
今回は、画像編集ソフト(Photoshop)で11枚コンポジット(比較明合成)を行った。
撮影に必要な機材は、三脚、レリーズ、黒色パーマセルテープ。
撮影地:鹿児島県霧島市牧園町宿窪田269−1
カメラ設定
上:絞り値:F3.5、シャッタースピード:1/8秒,ISO感度設定:3200、レンズ焦点距離105mm、露出モード:絞り優先オート、露出補正:-2.33、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:風景、Raw。
下:絞り値:F1.8、シャッタースピード:4秒,ISO感度設定:1600、レンズ焦点距離35mm、露出モード:絞り優先オート、露出補正:-2.33、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:風景、Raw。
使用ソフト
PhotoshopCC22.4.1(Rawデータ現像)
使用機材
NikonD850、AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED、TAMRON SP 35mm F1.8 Di VC USD F012N
三脚:GITZOマウンテニア2型4段GT2542, 雲台: Really Right StuffのBH-40 Mid-Size Ballhead、レリーズ:Velbon ベルボン TWIN 1 R3-UT
TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家