- TSUGIO NISHIMURA 西村次雄
フォトグラファー
- 1973年、九州産業大学芸術学部写真科卒。同年渡米。1979年、「STUDIO BB」を設立。デジタルの可能性にいち早く気づき、雑誌・広告を中心に一眼レフカメラを駆使して活躍中の”IT写真家”である。建築物、料理、人物、商品、そして動物・植物・昆虫と被写体の幅も極めて広い。

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ヒメコオロギバチの狩2020.04.30
気温も上がってきた、もしかしたら出会えるのでは・・・、幸運にも10分間ほどでこの場面に遭遇。
小石の下に隠れているタンボオカメコオロギの幼虫を狩り、触覚を咥え運んでいるシーンです。
この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(☆☆☆)」
「近接・望遠レンズで狙う」
ヒメコオロギバチの狩のシーンは4月〜5月頃よく見られる。この個体は7㎜ほどで、まあよくチョロチョロ動きまわります。そこで、35ミリ換算420㎜をチョイスし連写モードで待機。当然、近接で狙うには画角が狭く、ターゲットを瞬時にファインダーで把え、且つフォーカス合わせはすごく難しいのです。
それに加えて、動体視力が衰えちまった爺には獲物を咥えているのか、いないのか良く分からんのです、が見慣れてしまえばなんとなく動き、気配で獲物を持っているかが分かるようになってきます。
撮影地:東京都練馬区石神井台1丁目15−6 三寳寺境内
カメラ設定
絞り値:F11.0、シャッタースピード:1/1250秒,ISO感度設定:800、レンズ焦点距離300mm、35mm換算420.0mm、露出モード:絞り優先オート、露出補正:±0、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:ビビット、Raw。
使用ソフト
PhotoshopCC2020使用(Rawデータ現像)トリミングあり
使用機材
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, OLYMPUS M.40-150mm F2.8 IS PRO + MC-14
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TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家
雪中のヒヨドリ2020.03.31
満開の桜に、季節外れの重たい雪が降っていた。私は自宅前の、人っ子ひとりいない雪景色の公園にてヒヨドリを見つめていた。その小さな背中と尾には、舞い散る雪と桜の花びらを粋にちりばめ、ずぶ濡れ頭で蜜を舐めている・・・。
撮影地:東京都西東京市 自宅前の公園にて
カメラ設定
絞り値:F4.0、シャッタースピード:1/320秒,ISO感度設定:800、レンズ焦点距離100mm、35mm換算200mm、露出モード:絞り優先オート、露出補正:+1、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:ビビット、Raw。
使用機材
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, OLYMPUS M.12-100mm F4.0 IS PRO
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TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家
海をみつめるキタキツネ2020.02.17
雨水、吹雪く海岸線で健康そうな毛並みのキタキツネに出会った。そ〜っと車を止め、ゆっくりと窓を開け、ファインダー越しにキタキツネを観察する。—–キタキツネは歩を止め、国後島の方角にゆっくり頭をもたげた。まるで、かの地の風の音に聴き耳を立てているかのようです。
撮影地:北海道目梨郡羅臼町 付近
カメラ設定
絞り値:F5.6、シャッタースピード:1/1000秒,ISO感度設定:200、レンズ焦点距離35mm換算480mm、露出モード:絞り優先オート、露出補正:-0.20、ホワイトバランス:カスタム:色温度4300、ピクチャースタイル:スタンダード、Raw。
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TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家
車窓から冬の日本海2020.01.20
冬、列車の車窓から日本海に張り付くような家並みがチラチラ見え始めると何故だか忘我状態になってしまうのです。この日も仕事を終え、富山駅から北陸新幹線に乗り込み、東京行き左側の窓側を確保する。素早くカメラの設定を済ませると、間も無くトンネルを抜け糸魚川付近である・・・。
この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(☆)」
「北陸の日本海をイメージ色に仕上げる」
冬の日本海のイメージ色を再現したくて、現像時にホワイトバランスの色温度を2900に設定。さらに、冬の厳しさを案じするかの様に、水平線を右傾きにして水平垂直を崩し、かつノイズを加え粒子を荒く加工。
撮影地:新潟県糸魚川市付近(かがやき:走行中撮影)
カメラ設定
絞り値:F8.0、シャッタースピード:1/5000秒、ISO感度設定:3200、レンズ焦点距離70mm、露出モード:M、露出補正:-1、ホワイトバランス:オート・現像時ホワイトバランスの色温度を2900に変換
使用ソフト
PhotoshopCC2020使用(Rawデータ現像)
使用機材
NIKON D850 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
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TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家
今夜のお宿は迎賓館赤坂離宮2020.01.08
前庭にてライトなカベルネ・フランを飲みながら日暮を待っていた。外灯の明かりが灯る頃、足元で餌を啄ばんでいた仲良し雀が連れ立って飛び立った。ねぐらかな?後を追うと、この隙間に通い慣れた様子でチェックインいたしました。冬ぶくれ「ふくらすずめ・福来雀」は豊かさ繁栄の縁起物です。
この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(☆☆)」
「色温度とホワイトバランス」
色温度とは光の持つさまざまな色を表す指標で、単位はK(ケルビン)。太陽光なら5000K〜6000K辺りで、夕陽は2000K前後でしょうか、色温度が低いと赤く、高いと青く見えます。悩ましい事に、カメラのホワイトバランス調整は逆になるのです。数値が低いと青く、高いと赤く、真逆になるのです。なぜ逆なのか?(カメラのホワイトバランスは反対の色を足す事により、色被りした白を、自然な白に再現していると考える)。この事を踏まえ、後で現像出来るRawデータならば、画像ソフトのPhotoShopなどでホワイトバランスのスライドを前後させる事により、青く寒い冬ならば数値を低く、赤く暖かな夕焼けならば高く設定する事により、その時に感じた記憶色を蘇らせる事ができるのです。
今回は上:7650K、色被り補正+27。下:色温度7550K、色被り補正-10で現像し、その時に感じた暖かな夕陽感を記憶色としてイメージしました。それと、このレンズの手ぶれ補正の威力はすざましく35mm換算200mm、手持ちでシャッター速度¼でもブレなしの撮影が可能なのです。
撮影地:東京都港区元赤坂2-1-1 (迎賓館赤坂離宮)
カメラ設定
上:絞り値:F9.0、シャッタースピード:1/50秒。ISO感度設定:1250。レンズ焦点距離35mm、35mm換算70mm。露出モード:マニュアル。露出補正:-2.0、ホワイトバランス:オート
現像にて色温度7650Kに変換、色被り補正+27に変換
下:絞り値:F9.0、シャッタースピード:1/4秒。ISO感度設定:1250。レンズ焦点距離100mm、35mm換算200mm。露出モード:マニュアル。露出補正:-0.3、ホワイトバランス:オート
現像にて色温度7550K、色被り補正-10に変換
使用ソフト
PhotoshopCC2020使用(Rawデータ現像)
使用機材
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, OLYMPUS M.12-100mm F4.0 IS PRO
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TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家