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about

TSUGIO NISHIMURA 西村次雄
フォトグラファー
1973年、九州産業大学芸術学部写真科卒。同年渡米。1979年、「STUDIO BB」を設立。デジタルの可能性にいち早く気づき、雑誌・広告を中心に一眼レフカメラを駆使して活躍中の”IT写真家”である。建築物、料理、人物、商品、そして動物・植物・昆虫と被写体の幅も極めて広い。

漂う霧雲に現れた高千穂2023.04.05

雨模様、上床ドーム屋内テニスコートに来たけれど、もしかしたら霧雲の中の高千穂が見えるかもしれないと、カメラの準備をしていた。何気にこの風景を眺めていると、霧雲が切れて高千穂の姿が一瞬現れたのです。

この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(☆☆)」
「予期しない瞬間に備える」
高千穂がよく見えるこの場所はすでにロケハンで知っていた。そして、その幸運の瞬間は突然に現れた。それは、普段と違う侵入角度からANAの飛行機が着陸態勢で飛び込んできたのだ。霧雲の切れ間に高千穂の尾根が見え、そこに飛行機が侵入してくる、この一瞬のシャッターチャンスに幸運にも巡り会えたのです。その数秒後、全て霧雲の中に・・・。

撮影地:霧島市溝辺町麓3391(上床公園)

カメラ設定
絞り値:F6.3(-0.3)、シャッタースピード:1/400秒,ISO感度設定:200、レンズ焦点距離100mm、35mm換算200mm、自動露、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:風景、Raw。

使用ソフト
PhotoshopCC23.01(Rawデータ現像)

使用機材

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, OLYMPUS M.40-150mm F2.8

POSTED BY:
tsugionishimura_image

TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家

クロモジの花が咲いた2023.03.13

株立のクロモジに小さな黄緑色の花が咲いていた。日本ではトップクラスの香木で、枝を折ったときの芳香は柑橘系のとても良い香りが漂う。茶席などの和菓子に添えられているクロモジの爪楊枝としても知られている。「クスノキ科クロモジ属の落葉低木で雌雄異株」

この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(☆☆)」
「朝の逆光で黄緑色の雌花を透かして撮る」
早朝の庭先、小さな3ミリほどの雌花は朝露を抱えて咲いていた。よく観察すると、葉芽のハイライト部分が白飛びしていた為、三脚を使用して左手の指で影を作りハイライト部分に当てる。
撮影地:鹿児島県霧島市

カメラ設定
絞り値:F8.0、シャッタースピード:1/30秒,ISO感度設定:200、レンズ焦点距離60mm、35mm換算120mm、自動露、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:風景、Raw。

使用ソフト
PhotoshopCC23.01(Rawデータ現像)

使用機材

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, OLYMPUS M.60mm F2.8 Macro 、三脚使用

POSTED BY:
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TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家

初午祭2023.02.16

霧島市の春を告げる「初午祭」鈴懸馬(すずかけうま)踊り。16頭の先頭を努めた御神馬は「菊姫」2歳。お囃子♪シャンシャンシャンシャン♪に合わせて見事なステップを踏む。このパッパカの春の足音に酔いしれた参拝者は約15万人。

この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(☆☆)」
「場所ポイントは予め決める」
凄い人出が予想されたので自転車で向かった。すべての撮影に言えることだが、背景を考慮して撮影ポイントをセレクト。

撮影地:鹿児島県霧島市隼人町内(鹿児島神宮)

カメラ設定
絞り値:F4.0〜9.0、シャッタースピード:1/640〜1/1600秒,ISO感度設定:200〜800、レンズ焦点距離12〜100mm、35mm換算24〜200mm、露出補正:±0.7〜-1.3、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:風景、Raw。
使用ソフト
PhotoshopCC23.01(Rawデータ現像)
使用機材

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

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TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家

ウルフムーンと雁2023.01.16

今年最初の満月「ウルフムーン」。
2023年1月8日午前7時30分撮影。霧島市の日の出は07:18分である。山肌が仄かに赤く染まりだしたその時、理想の位置に雁の編隊が現れた。

この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(☆☆☆)」
「主役と脇役でドラマチックに表現」
ここ、霧島市は近年雁がかなり増えていると感じていた。そこで、ただ単にウルフムーンだけではつまらないと思い、ドラマチックに表現する方法を思考した。確率は低いが主役はウルフムーン、脇役は雁の編隊と見立てて画面を構成。その条件に当てはめると、日の出前後の時間帯ならば雁の帰る場面に出会えるのではと推理。狙いはズバリ的中、カモが葱を背負って来る。

撮影地:鹿児島県霧島市

カメラ設定
絞り値:F8.0、シャッタースピード:1/100秒,ISO感度設定:200、レンズ焦点距離100mm、35mm換算200mm、露出補正:-2.0、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:風景、Raw。

使用ソフト
PhotoshopCC23.01(Rawデータ現像)

使用機材

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

POSTED BY:
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TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家

コスモス畑越しのダイヤモンド桜島2022.12.08

早めに到着して展望台の下を望みこむとコスモス畑を確認。急な階段を降りると、じゃれつく子猫と戯れながらその瞬間を待つ。16時56分、桜島のV字の台座に収まるダイヤモンド桜島の瞬間・・・。

この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(☆)」
「V字の台座に収まる瞬間を狙う」
ここの展望台は桜島の稜線が右肩上がりで縁起が良いと評判。その稜線にV字に凹んだところがあり、そこがダイヤモンドの台座と見立て、そこに収まる瞬間を狙うのが肝である。そして、よりドラマチックに仕上げるためにコスモス畑にスタンバイ。日没の瞬間はとても明るいので三脚はやめ、手持ちで最適なアングルを探し出し、素早く段階露光にて撮影しました。 

撮影地
鹿児島県霧島市福山町福山並木添1762(中茶屋公園より)

カメラ設定
絞り値:F11(-3.7)、シャッタースピード:1/1600秒,ISO感度設定:200、レンズ焦点距離13mm、35mm換算26mm、露出モード:オート、フォーカス:オートフォーカス、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:風景、Raw。

使用ソフト
Photoshop23.5.1(Rawデータ現像)

使用機材

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, OLYMPUS ED 12-100mm F4.0IS PRO

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TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家