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about

SHOWKEN HIRASAKA 平坂彰謙
株式会社CAMELSTUDIO 代表取締役社長
1996年11月にCAMELSTUDIOを設立、PCや携帯・スマートフォンなどをプラットフォームに、サイトやコンテンツの企画制作を行なう。幼少時代からドラムを叩き続け、1994年に結成した爆笑系歌謡曲ロックバンド「ダイナマイトポップス」で現在も活動中。このサイトに参加してくれている面々は、公私問わず信頼する親友たちである。

完璧な冷静 オバマ 変革と試練2009.06.12

完璧な冷静 オバマ 変革と試練
エバン・トーマス・著

最近オバマ大統領の書物を読みあさっています。
特につい先日の大統領就任演説(選挙演説ではなく)を聞いて、いたく感動してからです。もっと大統領のことが知りたいと、毎日じっとしていられません。
これほど心を動かされたのはジョンレノン以来でしょうか。
こちらの200ページを超える単行本は、予備選から初の黒人大統領誕生まで、ニューズウィーク誌がアメリカ大統領選700日の激動の舞台裏を完全密着取材したもので、たいへん読みごたえがあります。
ただ、慌てて誰かが乱暴に翻訳した感じ(そうではないかもしれませんが)がして、日本語の意味がよくわからん箇所がたくさんありました。
そのあたりを軽く読み飛ばしても、なかなかな内容です。
この方がアメリカ合衆国のトップに立ったということは、ある意味で歴史を塗りかえる「大事件」であったことは間違いないようです。

Showken Hirasaka
Camelstudio Co., Ltd.

大人が知らない携帯サイトの世界2009.06.11

大人が知らない携帯サイトの世界
佐野 正弘・著

仕事上「PC」「携帯」両方とも守備範囲として毎日接しているくせに、それぞれの「インターネット」をとりまく世界やそのユーザーたちの実態について、意外と知らないんだ。…ということにハタと気づかされる、毎日コミュニケーションズ刊の新書です。
★インターネットに存在する「ふたつの世界」
★PCからは得られない「携帯サイト文化」
★ケータイ世代の「コミュニティ・スタイル」
★インターネットの「世代間格差」
★「ケータイ世代」がネット文化を席巻する日
このような章から構成されており、インターネットの利用シーンにおいて、PCと携帯には大きな壁が存在する、という問題意識を柱とした著者の持論が展開されています。「これからどうなってゆくのか」という予測や予見よりも、「これまでこのような歴史をたどってきてこうなった」という事実関係や因果関係を知るにはとても役に立つ一冊です。

Showken Hirasaka
Camelstudio Co., Ltd.

ジョン・レノン120の言葉2009.06.10

ジョン・レノン120の言葉
K. ローレンス (編集), 刈茅 由美 (翻訳)

ジョン・レノンが40年間という生涯の中で、公の場そしてプライベートで話した言葉の中から120を選んで編集したという、一風変わった書籍です。
もともと音楽を作るうえでも「言葉=歌詞」をとりわけ大切にしてきたと言われるジョン・レノンだからこそできる企画でもあり、そしてその短い一言ひと言に込められている気持ちや感情の考察に、ひとつひとつ味わいながら「楽しめる」というというところがこの書のいいところでしょうか。
1ページに30文字程度しか載っていない紙面を恵比寿駅から乗った日比谷線の中で眺めていたら、いつの間にか銀座に着いていた…こんな読み方がふさわしい本だと思います。
“今までクソみたいなラブソングばっかりだったけど、「In My Life」でやっとまともな詞が書けた”という言葉がなぜか一番印象に残っています。

Showken Hirasaka
Camelstudio Co., Ltd.

COACHがGUCCIより売れてるって、本当ですか?2009.06.09

COACHがGUCCIより売れてるって、本当ですか?
鈴木宣利・著

専門用語をあまり使わず、身近な話題からわかりやすくマーケティング理論を紹介した、いわゆる初心者向け入門書といったところでしょうか。
取り上げられた事例が面白そうで、つい読みたくなるところが、本のつくりとしてウマいです。
★COACHのバッグが売れるワケ
★スターバックスに魅かれる ワケ
★任天堂DSLiteが人気のワケ
★iPodだけが売れるワケ
★巨大家具小売業イケアが注目されるワケ
★本はアマゾンで注文してしまうワケ
★リーブ21をTVでいつも見てしまうワケ
★わからないことはgoogleで調べてしまうワケ
確かに噛み砕いて説明してくれていますが、内容的にはそれほど目新しいものもなく、読んだあとあまり強い印象が残っていないのが少々残念であります。

Showken Hirasaka
Camelstudio Co., Ltd.

グーグルvsアップル ケータイ世界大戦2009.06.03

グーグルvsアップル ケータイ世界大戦
石川 温・著

「AndroidとiPhoneはどこまで常識を破壊するのか」というサブタイトルがついており、今迄の日本における携帯事情が大きく様変わりするかもしれない、というその理由を事実に基づいて検証・予測している書です。
AppleがiPhoneを遂に発売し、Googleまでもが携帯を世に送り出す、ということから火のついた「日本の携帯明治維新」争議ですが、スマートフォンも含めて今後一体携帯はどうなっていくのか困惑している最中に、世界を含めた携帯の実情、技術情報等を交えて比較的わかりやすくまとめてくれています。
よく読むと、iPhoneがどうのこうの言う前に、日本の携帯電話てのはとてもよく考えて作られてきたんだなあ、ということも改めて気づかされたりもします。

Showken Hirasaka
Camelstudio Co., Ltd.