「ジョン・メイヤーっていいギターを弾くよな」
「でも、やたら女優との浮名が多いアーティストですよね」
「それは、英雄色を好むじゃ…」
一行目と三行目は同一人物(私)。二行目は、業界のとある若者A君。
「最近、昔買ったCDばかりを聴いていて、新しい人たちのCDを買っていないなぁ。。。」
先週の木曜日の午後に、ふとそんなことを考えてしまいました。
過去を懐かしみ、あの時はよかった、最近はいいのがない、
など言うことも会話の端々に出てくる今日この頃。
大好きなアーティストが新譜を出すのを指折り数えたあの頃と同じような気持ちになりたい。
名盤は今でも続々と制作されているのに、
情報を追いかけることを面倒くさく思った時から
音楽から離れてしまっていくことは始まっているのか?
私にしては珍しく最近の人の話題。
その名はジョン・メイヤー。
Daughtersでグラミー賞の「Song of the Year」を受賞したのが2004年。
この手のシンガーソングライター・ギタリストが受賞するのってなぜか嬉しい。
ヴォーカルのフィーリングもよいし、何よりギターが「歌っている」。
この人若いのにクラプトンやB.B.キングなどのベテラン大御所ギタリストとは競演しているし、
ブルースにがんがんにのめり込んでいるのがまたいいですね。
デレク・トラックスといいアメリカのギタリストは層が厚く、
素晴らしいギタリストが出てくると感心しますなぁ。
このライヴアルバムでは、
私の大好きなトム・ペティの曲を取り上げるなど選曲センスも非常によろしい。
しかし、レイヴォーンに憧れブルースにのめり込み、
枯れた声で歌う彼も若者ゆえいろんな女優との浮名が絶えない。。(笑)。
これも世の流れか。。
ブルースギタリストって個人的には「ストイック」な印象を持ってしまう。
ブルースのルーツを求め旅をし、ギターを担いで町から町へ、
そして町の小さなライブハウスで飛び入りという名の勝負を地元のギタリストに挑む。。。
どうもそういうイメージが強いんだよなぁ。。。
ブルースなどをやっているアーティストとハリウッド女優が付き合う、
ということが何となくしっくりこないのは私の勝手な妄想なのか。。
日本で言うと、「柔道の道場破りが、女優と付き合う」みたいな感じか…。
やっぱ、おかしいッス。
POSTED BY:
HIDESHI OKI/沖秀史
株式会社USEN 音楽番組制作部長
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