「むぅ、これもある意味クイーンと言えるなぁ。。」
「これがクイーンの新ヴォーカリストですか?」
「何言うとうんねん、ポール・ロージャースやんけ」
一行目と三行目は同一人物(私)です。二行目は業界の若者A君。
さて、11月24日はフレディ・マーキュリーの命日。
毎年この日は、クイーンを聴きながらお酒を頂くのが私の習慣。
ポール・ロジャースはご存知、フリー、バッド・カンパニー、等を
歴任したヴォーカリストですが、以降はさっぱりバンドに恵まれて
いない(と私が思っている)人ではなかろうか?
レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジと組んだザ・ファームの結成
も話題になった割りには商業的成功もないまま消滅するし。。。
しかしそんな彼のヴォーカリストとしての魅力を私自身再認識するに
至らせたアルバムがトリビュート作品である「マディ・ウォーター・ブルース」。
元々クイーンが好きだった私はこのアルバムにブライアン・メイが参加している
、ということが購入動機だった。このアルバムは一曲毎に様々なギタリストを
フィーチャーしているが、このようなアルバムを成立させるのにはヴォーカリスト
として芯が揺るがないことが一番大事なことではなかろうか?言うなれば単語帳
のリングがポール・ロジャース、単語帳一枚一枚がギタリスト。。。
で、本論のQ+PR(PCのキーボード操作のことではありません)。
2008年のQ+PRの「ライヴ・イン・ウクライナ」を見た。
もちろんクイーンのヴォーカルはフレディ・マーキュリーであり永久欠番のような
ものである。しかし、今年60歳になるポール・ロジャースの奮闘が意外にも私の
心を揺さぶるのです。このクイーンおたくの私の心を。
決してフレディを再現するわけでもなく、自分を主張するわけでもない。。
アーティストを目指し、スターダムをのし上がり、チャートの頂点を登ると
同時に人生にピリオドを打ってしまう男が描かれる「シューティング・スター」
(バッドカンパニーの曲)。70年代の曲だが、まるでフレディーのような人生
を歌うこの曲がステージで歌われるのが興味深い。。
で、結論。
「これはこれであり。」
POSTED BY:
HIDESHI OKI/沖秀史
株式会社USEN 音楽番組制作部長
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