YOUCHOOSE

about

HIDESHI OKI 沖秀史
株式会社USEN 音楽番組制作部長
500番組を超えるUSEN音楽放送の番組編成・制作を統括。洋楽、邦楽、CM制作ディレクターから、ネット動画サイト立ち上げなど、20年以上に渡って番組・コンテンツ制作に従事しているプロ中のプロ。温厚な人柄で音楽業界に極めて多くの人脈を持ち、自らドラマーでもある。

NO.1ロックドラマーを選ぶ(10)サイモン・フィリップス2010 / 09 / 28

渋くてマニアックな
このドラム合戦ですが
興味のない方には
何のことか分からないかも
知れませんなぁ(笑)。

そこで今回はわかりやすく
この方で行こうと思います。

No.1ロックドラマー:サイモン・フィリップス
ベストプレイ:1988年のミック・ジャガーのバックバンドの時。。

日本で正式にストーンズが公演をしたのが1990年。
それに先立1988年3月ミック・ジャガーが単独で来日した。
大いなる期待に胸を高まらせ、大阪城ホールに足を運んだ。
一曲目「ホンキー・トンク・ウィメン」。
カウベルの音とともに始まった8ビート。
このカウベルと8ビートを一緒に叩いている姿を見て驚いた。
右にセットされたカウベル、左手でハイハットとスネアというオープンハンドで叩いていた
この男こそ「サイモン・フィリップス」。
そのタイトかつ大胆なプレイに思わず見入ってしまいました。
ミックさんゴメンなさい。

サイモン・フィリップス最大の特徴はその機能的なドラミング。
「右にあるものは右手、左にあるものは左手で叩く方が効率ええやん!」
「わし両利きやねん」
(関西弁にしたのには特に意味はありません)
と過去に雑誌で目にした記憶がある。
なるほど。
それが冒頭の手を交差させない8ビートに続いていたわけか。

彼がオープンハンドドラミングをする人だと言うことが分かると、
彼のドラムセットを見て「なるほど」と思えます。
ドラムセットも何となく左右対象にセッティングされています。
これは両利きである彼がその時の体の向きに応じて、
右へ左へとフィルインが行えることに他ならない。

彼はのちにTOTOのサポートメンバーから、
正式メンバーになるがジェフ・ポーカロの後釜という黄金の椅子に座ることができたのも
百戦錬磨である彼のドラミングであれば、
TOTOでも大丈夫だろうと認められたことでもある。

それにしても、
1988年のライブでのサイモン・フィリップスは相当ロックしています。
この時の映像は当時TVで放映されたはずだが
セットにマイクロカメラなどを設置していたこともあり、
オープンハンドの妙が随所に見て取れます。
頼むからDVD化して下さ〜い。

というわけで、そのプレイが彼のベストと思っているので
オススメアルバムは彼のセットの写真にしています。
悪しからず。。。

暴風雨の雨のようなフィルを繰り出す男、サイモン・フィリップス。
嵐のようなコンビネーション、
そんな彼が文字通り国民的アイドルの嵐のレコーディングに参加しているらしい。。。
(誰か詳細教えて下さい)

わかりやすくないですか?平坂さん

POSTED BY:
oki_image

HIDESHI OKI/沖秀史
株式会社USEN 放送企画統括部長

このページのトラックバックURL

トラックバック一覧

このページへのコメント一覧

サイモン・フィリップスが「嵐」の楽曲に参加している情報です。
2007/07/11発売の「Time」というアルバムの、03.WAVE、09.Cry for you、この2曲に参加しています。CDのクレジットを見て記述しておりますので間違いありません。
正直、私も驚きました。
ただ、ジャニーズと海外有名アーティストの競演(といえるか疑問ですが。)では過去にSMAPの楽曲にデニス・チェンバースなど参加しておりましたのでまたかといいますか、ジャニーズの力って脅威だと感じます。

コメントを投稿

(初めて投稿される方のコメントは管理者の承認が必要となります。ご了承ください。)