いや〜、まだまだ出てきますね。
しかしロックの王道の音を豪快に叩き出すこの人を忘れておりました。
No.1ロックドラマー:ミッキー・カリー
ベストアルバム:レックレス/ブライアン・アダムス
80年代中盤に私のハートを鷲掴みにしたアーティストがブライアン・アダムス。
もともとブルース・スプリングティーンやジョン・メレンキャンプなどのアメリカンロック好き少年だった私には当然の結果だったかも知れない。
彼はカナダ出身であったが、GパンにTシャツという爽やかなファッションに身を包み、しゃがれ声で歌いまくるこの若者に前述の二人とは違うソングライティングの才能を感じたものでした。
もうひとつ、ブライアン・アダムスが好きになって行ったのはそのドラムサウンドに大きな衝撃を受けたからでした。
そのドラムサウンドとは。。。
「うわっ!ドラムの音めっちゃデカイ!でもヴォーカルもしっかり聴こえてるやん!」
というドラマーが嬉しくなるようなミックスが施されていたことが大いなる理由です。
このドラムサウンドをミックスした人の名前はボブ・クリアマウンテン。
そう、ブルース・スプリングスティーンの「Born In The USA」の冒頭のスネアサウンド。
ストーンズの「Start Me Up」のスネアなどあの時代のビッグドラムサウンドを作り出したのは彼の手になるものです。
彼については語りたいことが一杯あるのですが、このままいくと脱線しかねないのでこのあたりで止めておきます。
この重心の低さは彼の椅子の高さが低いことにも連動しているような気がするが、それだけではない。
特に「たまっている」というのが一番の理由であると思われます。。
しかも、この「たまっている」は明らかに、というのでもなく、「そこはかとなく」という書くも微妙、聞き取るも微妙といった風情。
特に、テンポが早い曲になればなるほどその「そこはかとなく」たまっている感はより一層の輝きを増すのです。
彼ダリル・ホール&ジョン・オーツ 『Big Bam Boom』でも叩いていますが、そこでも「そこはかとなく」たまっている感と並んで豪快なドラム・プレイが繰り広げれらます。
私もアマチュアながら趣味でドラムを叩いておりますので、この「そこはかとなく」たまっているドラマーを自称しておりましたが、ある人に言われました。
「お前のドラムはたまっているのでなく、もたっているのじゃ!」だって。
むぅ、どうれすれば「もたる」から「たまる」に昇華することが出来るのでしょうか?
何かいいイメージトレーニングとかありませんか?平坂さん