「声にとっても特色があるんだよ。
例えていうならマイケル・マクドナルドの女版だよ」
「マイケル・マクドナルドって誰ですか?」
「なんやて?お前この業界におって知らんのかいっ!?」
一行目と三行目は同一人物(私)。
二行目は、とある若者A君。
既にお気づきのように普段は標準語の私も、
感情が高ぶると関西弁になるのはいつものこと。
さて、それはさておきローレン・ウッドの『キャット・トリック』。
今なぜこのアルバムを薦めるのか?
それは私が好きだからなだけです(きっぱり)。
今までに幾度となく、彼女の「声」を文字で表現しようと試みてきたが、
未だかつてコレ!という表現に至ることができていません。
しかしどうしても二つの反対語を並べてしまうことになってしまうのです。
ドライでウエット(どっちやねん)とか、
艶があるざらつき感(意味分からん)とか。。。
発売当初、音楽ライターの方々や評論家の方々は
どのように彼女の声を表現していたのでしょう?。
81年に発表されたこの作品こそ、彼女の最高傑作であり、
この時代のAORの中でも名作と呼ぶことができる作品でしょう。
この作品とアーティストを伝える時に、
いかにに声に個性があるかを伝えようとしたのがオープニングのような会話となった訳です。。
今の若者達は映画『プリティ・ウーマン』の劇中歌とし「フォーレン」を耳にした人の方が多いと思います。
実際歌を聴かせると「知ってる!」と言うけどアーティスト名やタイトル名まで
答えることができた人は当然いませんでした。(超私的な範囲のリサーチですけど。。)
そう言えばこのアルバムのプロデューサーはバネッタ&チューダコフです。
彼らの他のプロデュース作品も是非聴いてみてください。
みんなでプロデューサーを辿る旅に出ようよ。