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HIDEO SAITO 斎藤英夫
音楽プロデューサー・作曲家・編曲家・ミュージシャン
森高千里や夏川りみなどの作品やプロデュースで知られる。 発表楽曲数は約190曲、代表曲はレコード大賞最優秀編曲賞ノミネート曲「渡良瀬橋」森高千里(’92)、レコード大賞新人賞獲得曲「今度私どこか連れていって下さいよ」加藤紀子(’93)など。日本テレビ「歌スタ!!」出演中。

「さくら」向谷倶楽部×キムビアンカ2010.12.24

兵庫県西宮市に「さくら」という居酒屋がある。
そこのママさんが地元の若いミュージシャンを紹介するUSTREAMを始めた。
超絶テクニックを持つギタリストを紹介している最中、たまたま大阪に来ていた中西圭三氏がその中継を見て、店にかけつけた。「さわぎ」はそこから始った。

「さくらママ」の波乱に満ちた半生にインスパイアされた向谷氏が「さくら」をテーマに曲を書き出した。

USTREAMで中継しながら、その「さくら」というテーマで曲を書いていた向谷氏のタイムラインに、ビュワーからの書き込みによる歌詞の断片が流れて来た。
個性的なシンガー活動をされている、キムビアンカさんによる書き込みだった。
曲にピッタリの詞に向谷氏、ビュワー一同驚き、即その場で参加して頂く事になった。
後日、これまたUSTREAMで、同曲の中西圭三氏によるボーカル・デモを録っているさなかに、キムビアンカさんが歌詞を仕上げにスタジオに登場。
ビュワーが見守る中で歌詞を仕上げた。
キムビアンカさん自身が詞の確認のために歌って見た。
普段の彼女のレパートリーとは180度違うパフォーマンスながら、その表現力あるボーカルが曲にぴったりだった。
その場でメインボーカルをとって頂く事に。

12/5に行われた「公開レコーディング」は、向谷氏のピアノをはじめ、生ギター、パーカッション、8人編成のストリングス、ウッドベース、エレピ、そしてボーカルとコーラスと、全て同時録音された。
一発録り、いわゆる「せーの」である。ストリングス等の綿密な打ち合わせ後、テイク2で本編を録り終えた。
録音と同時並行してプロモーションビデオの撮影も行われた。

後日、18日にミックスとマスタリング等が行われた後、なんと世界最速(現時点では恐らく)の2時間あまりでiTunesから配信がスタートした。
まだUSTREAMの中継が続いていながら、ビュワーの目の前で配信が開始されたのだ。
チャートは、iTunes J-Popアルバムチャート初登場一位。
決して分かりやすくポップなヒットパターンの曲ではない。
むしろ逆。大人のための、情景浮かぶバラードの秀作だ。
それが初登場一位である。また地殻変動を感じさせる出来事ではないか。

向谷氏のもう一つの専門である鉄道ネタも、大きなタイアップとしてからんでいる。
来年全線開業する九州新幹線の名称が偶然にも「さくら」なのだ。
JR九州さんにより、そちらの応援ソングとしても認定されている。

ちなみに、同時に撮影されたPVは、実は3Dバージョンも用意されているのだ。。。

iTunes
http://itunes.apple.com/jp/album/id411178615

e-onkyo
http://music.e-onkyo.com/

「さくら」PV
http://www.youtube.com/watch?v=jj4EZV5tLCM

USTREAM公開レコーディング
http://www.ustream.tv/recorded/11265132

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HIDEO SAITO/斎藤英夫

「アイシテルの言葉」中嶋ユキノ with 向谷倶楽部2010.12.03

前回ご紹介した、「中嶋ユキノ with 向谷倶楽部」公開レコーディング、無事終了いたしました。

ユキノさん、初めてにしては過酷なレコーディング、よく頑張りました。大変お疲れさまでした。

リズム録りから、ミックス、マスタリングまで、全行程をUstreamで生中継した。

普通なら1曲に2日かけてもよさそうな作業を2日間で完結。
全行程終了したのが朝の6時近く。
その場から各配信サイトにデータを送信した。

凄いのは、レコーディングと同時にインターネットポータルサイトで紹介されたり、はたまた同時並行してプロモーションビデオの撮影+編集も行われたり、アルバムに付属するデジタルブックレットの制作、と全てがその場で遂行されて行く様。

終盤、ミックスやマスタリングと動きの無い作業が深夜、早朝まで続いたにもかかわらず、2日目の累積視聴者数は5万人強。

朝7時過ぎに配信用データの納品と、あらかじめ挙手頂いていた全国のラジオ番組に曲をお送りした。
夕方18時過ぎには、なんとiTunesから配信が始まり、待ち構えていたビュワーの皆さんがダウンロード開始。
直後に更新されたチャート表示で、驚いた事にJ-POPアルバムチャート初登場1位。
あの宇多田ヒカルさんを抜いた。
総合アルバムチャートでも2位。

もちろん確信めいた物があったのは事実だが、スタッフ一同ビックリである。
たまたま私が一番にTwitterに書き込んだ。
即向谷さんから電話が来て「うそ!ほんと?」の連続。
実は二人とも泣きそう。言うまでもなく、ユキノさんにもお祝いを伝えた。

レコーディングと配信、たった3日間で起きたドラマだ。
決してキャリアの短く無い私でも初めての経験だ。

このムーブメントは確実に何かが変わりつつある、変わらなければいけない事を物語っている気がする。
ソーシャルネットワークの利用、音楽の質や作り方、見せ方、流通、まさに過渡期だ。

チャートは途中経過にすぎない。目標は「めざせ!100万ダウンロード!」、まだまだ皆さんにご参加頂きたい。

最後に、我々製作者は本当に良い曲、良いシンガーを世の中に紹介していかなければいけない。
それが出来ないシステムでは意味が無い。
是非「アイシテルの言葉」「中嶋ユキノの唄」を聴いて頂きたい。
「音楽を届ける、受け取る」という事の意味をかみしめ、実感しようではありませんか。

ITunes
http://itunes.apple.com/jp/album/id406902753

e-onkyo(高音質配信)
http://music.e-onkyo.com/goods/detail.asp?goods_id=mmc00053

Ustream 向谷倶楽部チャンネル
http://www.ustream.tv/channel/minorumukaiya

Ustream 斉藤倶楽部チャンネル
http://www.ustream.tv/channel/saitoclub

YouTube プロモーションビデオ
http://www.youtube.com/watch?v=erqrFqwa-2A&feature=youtu.be

中嶋ユキノ オフィシャルサイト
http://nakajima-yukino.com/

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