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HIDEO SAITO 斎藤英夫
音楽プロデューサー・作曲家・編曲家・ミュージシャン
森高千里や夏川りみなどの作品やプロデュースで知られる。 発表楽曲数は約190曲、代表曲はレコード大賞最優秀編曲賞ノミネート曲「渡良瀬橋」森高千里(’92)、レコード大賞新人賞獲得曲「今度私どこか連れていって下さいよ」加藤紀子(’93)など。日本テレビ「歌スタ!!」出演中。

夏川りみ #3(敬称略)2009.07.16

アンドレア・ボチェッリとのデュエット、しかもイタリア語で、というかなり大きな負荷をかけられた夏川さんは、果たして、ロス入りした。デビッド・フォスター、アンドレア・ボチェッリ両氏の歓迎を受け、いざレコーディングに。
そこにレコーディング・エンジニアとして控えていたのは、これまた超大物、フンベルト・ガティカ氏。かの「We Are The World / USA for AFRICA」で、クインシー・ジョーンズの片腕としてタッグを組んでいたエンジニアである。同行した(日本の)プロデューサーの方は大感激。夏川さんは「誰それ?」相変わらず天真爛漫である。肝心のレコーディングは、イタリア語もまったく問題無く、フォスター、ボチェッリ両氏とも大絶賛だったそうだ。
アルバム「想い風」にボーナストラックとして収められている「ソモス・ノビオス~愛の夢」、是非ご一聴願いたい。我々が普段知っている夏川さんとはまったく別の、「日本が誇れるシンガー」がそこにいる。ワタシの場合聴いたとたん笑ってしまった(あまりにハマっていて、しかも異次元の凄さを感じたからにほかならない…)。
さて、ここからはあくまでワタクシの個人的な憶測の域を出ないので悪しからず。
それまでの音楽的範疇とはまったく違う音楽を表現している自身に接し、超大物の皆さんから絶賛され、当然、目からウロコの100枚や200枚落ちるであろう経験をした夏川さん。この「事件」をきっかけに開眼したとしても、誰が責められよう。上記アルバムのレコーディングが2006年前半から始まり、発売が翌2007年3月に控えていた時期に、既に報じられている通り、2007年初頭にある決意をしたとしても…。

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HIDEO SAITO/斎藤英夫
音楽プロデューサー・作曲家・編曲家・ミュージシャン

「アンドレア・ボチェッリ(夏川りみ #2)」2009.07.08

アンドレア・ボチェッリと言う、イタリアのテノール歌手をご存知だろうか?
イタリアの盲目の歌手で、サラ・ブライトマンとのデュエット曲は1500万枚(一説には2000万枚とも)を超えるヒットを記録したそうだ。ヨーロッパはもちろん、アメリカや日本でも、クラシック界では異例の大ヒットを放っているシンガーである。アカデミー賞授賞式ではセリーヌ・ディオンとデュエットしている。
そのアンドレア・ボチェッリのアルバムを、かのデビッド・フォスターがプロデュースをする事になった。
ボーナストラックには発売する各国それぞれの女性歌手をデュエット相手に迎える、と言う企画付きである。
日本にも配給元であるユニバーサルミュージックに人選の打診があったそうだ。
ユニバーサルは当然自社所属の女性歌手の資料を送ったらしい。
ところが、デビッド・フォスターを満足させられる歌手はいなかった。
困ったユニバーサルは他社にも声をかけ、ボチェッリに見合う実力を持ち合わせている女性歌手をリストアップし直した。
その中で、フォスター氏、ボチェッリ氏から名誉ある指名を受けたのが、夏川りみだった。
ご本人は、ボチェッリもフォスターも知らず、「誰それ?」って感じだったらしい。
いかにも天真爛漫な夏川さんらしい。
レコーディングする曲はイタリア語だ。
さあ、イタリア語の個人レッスンが始まった。はたして。。。

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