小学校や中学校の頃、弁当を友人の前に出すのが恥ずかしかった記憶がある。
家の弁当と言えば、玉子焼き、夕飯の残りもの、漬物、ふりかけが定番で、
8割以上は同じメニューが続いていたと思う。
友人の弁当には、いわゆる赤いタコウィンナーだとかおいしそうなハンバーグが入っていたのに、
家のはイシイのハンバーグのレトルトがそのまま同梱されていたりした。
まあ、母親が働いていたこともあり、弁当作りに時間をかけることもできなかったのだろうが…。
と、その時代のことを思い出していたら、イシイのレトルトハンバーぐとかチキンミートボール、
マルシンの冷凍ハンバーグとか食いたくなってきた。まだ、あるんだろうか。
それと、思い出すままに、もう1エピソード。
弁当の時間、ある友人がおかずに入っていたイカ天が欲しかったのか
「イカ天ちょうだよぉ〜」と連呼するの様があまりにも面白くて
「●●ちょうだよぉ〜」というのが、流行になったりしたなぁ。
先日、同級生で久しぶりに会ったときも、20年ぶりに、それが復活していて笑えた。
「ビール、ちょうだよぉ〜」「たまねぎ、ちょうだよぉ〜」「焼肉のたれちょうだいよぉ」って、
40過ぎのおっさんが口々に言う。弁当の記憶ってすごいね。
とまあ、品数が少ない弁当というのは、小さい頃は恥ずかしいものだったけれど、
大人の男子弁当ではそんなことは、まったくありません。
ナポリタン1品弁当だってアリです。むしろ、僕は好きです。
野菜をたっぷり入れていためて、ケチャップとバターで炒めたナポリタンだけ弁当。
誰にも遠慮も気恥ずかしい気分も味わうことなく食える、
大人の男子弁当ってなんてうれしいんだと思う。
ケチャップでシャツが汚れないように、注意して食べないとね。大人だから。
そういえば、いつだか、学生が一人で昼飯を食うのが恥ずかしいから、
便所で食べる学生が少なからずいるとかいうエピソードが新聞に載っていた
(それが、本当に流行になっているというのは、真偽はさだかではない)。
昼飯くらい一人で食えっつうのって思うんだが。。。。。