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TSUGIO NISHIMURA 西村次雄
フォトグラファー
1973年、九州産業大学芸術学部写真科卒。同年渡米。1979年、「STUDIO BB」を設立。デジタルの可能性にいち早く気づき、雑誌・広告を中心に一眼レフカメラを駆使して活躍中の”IT写真家”である。建築物、料理、人物、商品、そして動物・植物・昆虫と被写体の幅も極めて広い。

稚アユ漁2022 / 04 / 25

日当山天降川漁協による、春の風物詩“稚アユ漁”が終盤を迎えていた。仕掛けはこうだ、河の真ん中に砂利とスノコで全長60メートル程の堤を築き、上流と下流に仕掛けを施す。14時頃稚アユがこの仕掛に入るのを見届けると。下流を金網でせき止め2箇所に網を仕掛ける。それから、上流の堰をビニールシートで塞ぎ流れを止めると、稚アユは下流の網に入っていく仕掛けである。中村組合長さんの話によると今年は例年いなく豊漁とのこと、この日は60キロほど捕獲。その稚アユは県内外の河川に放流される。

この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(☆)」
「組写真は起承転結を意識して撮る」
自宅近くでこんな稚アユ漁があるとは知らなかった。さっそく、ビデオと写真の同時進行で撮り分けるのだが、このオリンパスは軽くて防水機能が万全、らくらくと撮影を続けられるのだ。組合の方に作業の流れなど伺いながら、起承転結を頭の中で描きながら映像をつないで行く作業である。
撮影地:鹿児島県霧島市隼人町東郷(天降川)

キャプション
1:河の中の堤の位置と作業風景 s1/1000,f8.0・-0.7,iso400
2:下流に網を仕掛ける。この長い網に稚アユが集まるs1/800,f8.0,iso400
3:下流のし掛けが完了してから、上流の堰をビニールシートで水を止め稚アユが下流に向かうs1/800,f8.0・-03,iso400
4:下流に集まってきた稚アユ(約5センチ)s1/800,f8.0,iso400
5:稚アユが驚かないように静かに見守る組合の皆さんs1/1000,f8.0・-03,iso400
6:約40分で網に入った稚アユを捕獲。2箇所の網でこの日は60キロほど捕獲s1/500,f9.0、iso400

カメラ設定
絞り値:F8.0〜9.0、シャッタースピード:1/500〜1/400秒,ISO感度設定:400〜800、レンズ焦点距離12〜100mm、35mm換算24〜200mm、露出補正:±0〜-0.7、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:風景、Raw。

使用ソフト
PhotoshopCC23.01(Rawデータ現像)

使用機材

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

POSTED BY:
tsugionishimura_image

TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家

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