ブンブンブブンと羽音を響かせ、温厚なクマバチが吸蜜にやって来ます。
花の名前はカリガネソウ、別名ホカケソウとも呼ばれる。柔らかなホカケソウの花弁に大きなクマバチ(ミツバチ科:約20〜24mm)が飛び乗ると、重みで花序をたわませ、花粉と柱頭をペタペタと毛深い体にくっつけることを密かに企んでいるのです。この驚くべき目論みにて、招かざるはずの盗蜜名人のクマバチを招き入れ、花粉媒介のパートナーに指名したかのようです。
この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(☆☆)」
「花粉が押される瞬間を狙う」
①両方の形が分かりやすい角度を探す。
②ホカケソウとクマバチが浮き上がるように背景をぼかす(レンズ選択)。被写界深度が浅くなり、かつ動きが速いのでシャッタースピードを高速の1/1600sに設定。
③ひたすら連写
撮影地:東京都練馬区石神井町5-17 野草観察園にて
カメラ設定
絞り値:F4.0、シャッタースピード:1/1600秒。ISO感度設定:1250。レンズ焦点距離210mm、35mm換算421mm。露出モード:絞り優先オート。露出補正:-0.3、ホワイトバランス:オート
使用ソフト
PhotoshopCC2019.0.0使用(Rawデータ現像)
使用機材
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, OLYMPUS M. 40-150mm f/2.8 PRO
TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家
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