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TSUGIO NISHIMURA 西村次雄
フォトグラファー
1973年、九州産業大学芸術学部写真科卒。同年渡米。1979年、「STUDIO BB」を設立。デジタルの可能性にいち早く気づき、雑誌・広告を中心に一眼レフカメラを駆使して活躍中の”IT写真家”である。建築物、料理、人物、商品、そして動物・植物・昆虫と被写体の幅も極めて広い。

サトセナガアナバチは麻酔の名手22019 / 06 / 24

前回果たせなかった、肝心要な麻酔シーンをものにしたくて3日ほど同じ撮影場所に通うが、そう簡単に巡り会えるはずも無く半分諦めかけていた。その間、近くで見つけたヒメスズメバチの狩シーン(アシナガバチの巣襲撃)などを、つらつら撮影していましたが・・・。不思議なもので、他のことに気がとられている時に限って、突然その時はやって来るようです。状況把握、沈着冷静!

この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(☆☆☆)」
「シャッターチャンスは生態を知れば先読みが可能」
幸運にもクロゴキブリの触覚は未だ切り取られていませんでした。(状況把握)
—と言うことは、これから起きるシーン「2回目の麻酔注射と触覚切り落とし」が予測出来るので、シャッターチャンスを鼻歌交じりで待てるのだ。(沈着冷静)

狩蜂のサトセナガアナバチは、巣に運び込むと、クロゴキブリに卵を産み付け、孵った幼虫の餌とするのでが麻酔が効いているのでクロゴキブリは死ぬこともなく、新鮮な状態でサトセナガアナバチの幼虫に内臓から食べられてしまうのです。チョット残酷そうですが、これも自然の摂理。
台所から聞こえる「きゃーゴキブリ!」ご自宅の用心棒に一頭如何でしょうか? 

撮影地:東京都武蔵野市八幡町2丁目4 (武蔵野中央公園内の堆肥置き場)

カメラ設定
絞り値:F7.1、シャッタースピード:1/200秒。ISO感度設定:1000。レンズ焦点距離100mm、35mm換算200mm。露出モード:絞り優先Aモード。露出補正:-0.3、ホワイトバランス:オート

使用ソフト
PhotoshopCC2019.0.0使用(Rawデータ現像)

使用機材

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, OLYMPUS M.12-100mm F4.0 IS PRO

POSTED BY:
tsugionishimura_image

TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家

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