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TSUGIO NISHIMURA 西村次雄
フォトグラファー
1973年、九州産業大学芸術学部写真科卒。同年渡米。1979年、「STUDIO BB」を設立。デジタルの可能性にいち早く気づき、雑誌・広告を中心に一眼レフカメラを駆使して活躍中の”IT写真家”である。建築物、料理、人物、商品、そして動物・植物・昆虫と被写体の幅も極めて広い。

この一週間で出会った南と北の蝶2016 / 11 / 01

えっ!
一瞬、特徴的な大目玉(眼状紋)を見て、思わず北海道にもタテハモドキ!?

冷静に考えれば南方系の蝶などいるはずもないのですが・・・。

認識の誤作動は、
北海道に来る4日前にさかのぼる。その日は宮崎県高鍋湿原でタテハモドキを撮影していた。この事もあり、仕事中にいきなり現れたクジャクチョウ。
あれっ!?・・・と疑いもなくポンコツ脳はリンクしちまったのだ。

それにしても、
残像を引きずり、眼状紋を見ただけで、私も鳥のように勘違いしてしまった事になる。言うまでもなく、猛禽類の目玉に見間違えたりはいたしませんが、鮮やかな翅の上にこぼれた、イオの大粒の涙の真珠をまとう、クジャクチョウ。
その和名は:「Nymphalis io geisha」
「妖精、ギリシヤ神話の娘イオ、芸者」蝶には珍しい和名:芸者に見事に惑わされてしまったようです。

この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(☆)」
「運を味方に」
見てシャッター押すだけ、簡単すぎてテクニックなど語れませんが、残念なことにクジャクチョウの翅全開まで待つ時間的余裕がなかったのが心残りでした。
寒露の頃、南と北の果てで「タテハチョウ科」の蝶を、仕事中にチョチョイと撮影出来た幸運に感謝。

撮影地
上・タテハモドキ:宮崎県宮崎市高鍋湿原 
下・クジャクチョウ:北海道北見市留辺蘂町

カメラ設定
上:Nikon D810, 絞り値:F8.0、シャッタースピード:1/640秒,ISO感度設定:800、レンズ焦点距離200mm、露出モード:マニュアル、露出補正:±0、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:スタンダード、Raw。

下:Nikon D810, 絞り値:F9.0、シャッタースピード:1/500秒,ISO感度設定:400、レンズ焦点距離85mm、露出モード:マニュアル、露出補正:±0、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:スタンダード、Raw。

使用ソフト
PhotoshopCC2015.5使用(Rawデータ現像+トリミング)

使用機材

上:Nikon D810, AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR
下:Nikon D810, AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR

POSTED BY:
tsugionishimura_image

TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家

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