京都の初夏の風物詩、鴨川の納涼床に来ている。
私は美しい夕焼けと、はんなりした料理に舌鼓を打っていた。
火灯し頃、
なんとのう西の空を見上げていると、アオサギが忽然と現れ「パサッ」と通い慣れた様子で納涼床の手摺に止まった。この思いがけない情景に私は瞬時に反応、よ~く冷えた麦酒を「トン」と置き、ポケットからiPhonを取り出しベストポジションへ移動、ゆるりとシャッターボタンを押す。
——この状況、私は少々ほろ酔いで高揚気味ではあったが隣の舞妓さんはさほど驚く様子もない。
不思議に思い、お女将に問えば「このところ、よーおこしです」と笑顔であった。
この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(☆)」
「構図を考えボタンを押すだけ」
仕事が終わりカメラを宿に置いてきたのを後悔しつつも、慌てることなくポケットからiPhone 6s Plusを取り出し、アングルを決めれば後は携帯カメラに全てお任せである。
今ドキの携帯はピッと押せば、誰でも綺麗に撮れるからビックリ。だけど構図だけは携帯任せには今の所はできません。でも・・・、そのうち構図任せなるボタンがあり、ピッと押せば「もう少し左へ移動してください、違う下手くそ!」などと携帯に叱られる日が来るかもしれませんね。
撮影地:京都鴨川カメラ設定
iPhone 6s Plus, 絞り値:F2.2、シャッタースピード:1/120秒,ISO感度設定:25、レンズ焦点距離35mm換算29mm
使用ソフト
PhotoshopCC2015.5使用(Rawデータ現像)
使用機材
iPhone 6s Plus back camera 4.15mm f/2.2
TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家
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