小学生の頃—–
春、田んぼがほぼピンク一色に染まる麗しい風景だったけれど・・・、今はポツリポツリ。
でもね、レンゲ畑で寝そべってカメラを構えると、視線に余計なものが入ってこないので、まさにあの時の心象風景が蘇ってきます。
悲しいかな、東京での癖が抜けず、頭をチョロッと持ち上げてキョロキョロと周りを確認・・・。
のどかです、
ほとんど人は歩いていないので、行き倒れ老人と間違われて撮影を邪魔される事もないのです。
心地よいミツバチの羽音と、甘い花の香りに包まれて長い時間寝転んでいました。
この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(☆☆)」
「ポイントを押さえる」
ミツバチが訪花する意味は、「蜂蜜」だけじゃないんだよ、「花粉」も大事なんだよ、と分かりやすく画に盛り込む事が今回の目的でした。ポイントは、レンゲの花粉を綺麗に見せる事と、ミツバチの花粉だんごが一杯になりかけている場面。そのための撮影条件として、綺麗な花と花粉が見える角度にゴロンと寝そべって粘りました。
一見簡単そうに見えますが、被写界深度が浅いマクロレンズなので撮影は容易くはありません。
撮影地:鹿児島県霧島市
カメラ設定
Nikon D810, 絞り値:F8.0、シャッタースピード:1/640秒,ISO感度設定:400、レンズ焦点距離105mm、露出モード:マニュアル、露出補正:+0、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:スタンダード、Raw。
使用ソフト
PhotoshopCC2015使用(Rawデータ現像)
使用機材
Nikon D810, AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
お知らせ
前回お知らせいたしました西村裕介「The Folk」の個展のご案内です。
3月3日〜4月2日まで一ヶ月間、六本木の「IMAgallery」で開催中です。
http://imaconceptstore.jp
興味のある方は是非個展会場へ足をお運び頂きますと幸いです。
沢山の紹介記事のなかから旬なものをふたつだけご紹介させていただきます。
3月17日の産経ニュース
http://imaconceptstore.jp
現在発売中のアサヒカメラ3月号のP222「あのひとに会いたいPEOPLE」。
TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家
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