紅白の花色を眺めていると、不思議と華やぐ心を目覚めさせてくれるので飽きもせず毎年レンズを向ける事になる。この華やかな紅地に白斑が入る菊冬至は、江戸時代から愛でられてきた誠に美しい椿のひとつでもある。まさに、冬至の頃から見頃を迎える早咲きの椿(バラ科)ながら、名前の由来は、二十四節気「冬至」からではなく、行事の装束や縫い目などの補強のために付けられた房飾り「菊綴じ」からつけられたとか・・・。
この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(☆☆)」
「アベイラブルライト=そこで手に入る光を利用」
光量と補色効果。赤の対局は青緑と言うように、正反対の位置にある色の組み合わせは、お互いを引き立てあう関係にあり相乗効果を得られる。この画はまさに補色で構成されています。青緑の葉っぱも明るく透明感が出るように明るい光を取り入れ、明暗強弱で躍動感を演出しました。また、右奥の赤色も手前より暗くコントロールして手前の花をより強調。
このように、チョットだけ光の量に気を配ることにより、より透明感を強調できるのです。
撮影地:東京都神代植物園
お知らせ
以前、このブログ内で「ジョウビタキをHSSで撮る」でお知らせいたしました、
西村裕介の写真集『THE FOLK』がいよいよ2015年12月25日に発売されます。
『THE FOLK』とは「伝承者」の意です。4年間にわたり日本全国の伝承者を訪ね歩き、黒幕背景で挑んだ
「日本人の源へ」の写真集です。『Little More Books』より発売(英訳あり)。
ご興味のある方は、是非下記のクリックをお願いいたします。
紹介された主な媒体
NEWSROOM TOKYO/NHK WORLD TV 2015年9月4日放送
COMMERCIAL PHOTO 2015年11月号特集52P〜56P
Time out Tokyo
The Japan Times 2016年1月インタビュー記事記載予定
Time out Tokyoへはコチラ
http://www.timeout.jp/tokyo/ja/blog/西村裕介による日本の郷土芸能を詰め込んだ写真集が12月25日発売-121715
カメラ設定
Canon EOS 5DSR, 絞り値:F3.2、シャッタースピード:1/125秒,ISO感度設定:800、レンズ焦点距離100mm、露出モード:マニュアル、露出補正:±0、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:portrait、Raw
使用ソフト
PhotoshopCC2015使用(Rawデータ現像)
使用機材
Canon EOS 5DSR, EF100mm f/2.8 Macro USM
POSTED BY:
TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家
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