旧盆の最終日に現れる「仮面神ボゼ」の取材にトカラ列島の悪石島へ渡った。
鹿児島港から船で約11時間。この、来訪神である仮面神ボゼは現在では悪石島にだけ伝わっている風習である。
夕暮れ時、供養の舞をしている盆踊りの広場に突然姿を表し。
赤土を塗りたくったマラ棒(チンコの形をした棒)で主に女性を追いかけまわし、赤土をなすりつける。
逃げ惑う女性の悲鳴が響き渡り、広場は修羅場と化すが、悪霊払いと、盆踊りの幕引きも担った、神々のパフォーマンスなのだ。
盆踊りが終わると、いよいよ見物人誰でも参加OKの宴会が始まる。
写真の場面は、お寺あとの墓地から現れた仮面神ボゼです。
♪♪盆踊り会場から聴こえてくる、太鼓を鳴らしながらの口上「遠くのものは耳で聞け、近くのものは目にもみろ」に導かれ盆踊り会場に向かうボゼ神。
この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(☆)」
「とても便利な高倍率ズームレンズ」
お祭りに、一本だけ持っていくとしたらVR付きの「TAMURON28mm〜300mm Di VC PZD」のズームレンズはとても便利だ。
軽くて写りもまずまずで、ひと昔前の高倍率ズームレンズと比べ遥かに進化している。
共に進化したデジタルカメラと、レンズのマッチングは三脚もストロボも不要にさせてくれる、機動性に優れた道具である。
撮影地:鹿児島県鹿児島郡十島村悪石島
カメラ設定
Nikon D810, 絞り値:F8.0、シャッタースピード:1/50秒,ISO感度設定:1600、レンズ焦点距離46mm、露出モード:マニュアル、露出補正:−0.67、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:スタンダード、Raw。
使用ソフト
PhotoshopCC2015使用(Rawデータ現像)
使用機材
Nikon D810, TAMURON28mm〜300mm Di VC PZD
POSTED BY:
TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家
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