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TSUGIO NISHIMURA 西村次雄
フォトグラファー
1973年、九州産業大学芸術学部写真科卒。同年渡米。1979年、「STUDIO BB」を設立。デジタルの可能性にいち早く気づき、雑誌・広告を中心に一眼レフカメラを駆使して活躍中の”IT写真家”である。建築物、料理、人物、商品、そして動物・植物・昆虫と被写体の幅も極めて広い。

藪椿(Camellia japonica)2014 / 02 / 19

「美しいサンセットが見たい!」と、同行のプロデュー サーの何気ない一言で千葉県のとある岬の坂道を急いでいた。
足下に注意しながら視線を太陽に向けると、チラリと藪の中に赤色をとらえた。

「すみません!先に行って下さい・・・」
日没前の逆光の中、暗がりのカメリアを救うにはどうして もストロボが必要である。
こんな願ってもないシチュエーションが今私の目の前に現れているのにストロボは車の中。
太陽の動きは予想以 上に速いのである。
「走れメロス」とばかりに大慌てで結婚式場じゃなくて、 駐 車場へ駆け下る。
まさに約束の日没直前、カメリアのもとに息も絶え絶えに到着。

藪椿とその語源はコチラ
http://www2.odn.ne.jp/had26900/topics_&_items2/on-tsubaki.htm
藪椿は日本原産の花。椿といえば藪椿(Camellia japonica)の事をさす。
因に、花言葉にまつわる話を2つ程
ココ・シャネルが愛した花が薮椿(カメリア)。その花をモチーフに多くのデザインをしている。
花言葉は「贅沢、おしゃれ、誇り、完璧な魅力」

『椿姫』から、
以前紹介した新国立劇場からオンラインツアー
http://www.nntt.jac.go.jp/library/onlinetour/index.html
月の25日間は白い椿を身に付けて、あとの5日の生理期間中には赤い椿を付けた事から、人々に『椿姫』
純朴な青年アルフレードの愛情を表した。
「理想の愛、気取らない美しさ、控えめな愛」

この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(☆)」
「美しさの中に気配を感じさせる写真」
花の写真はとても手強い、得てして「奇麗な花だね」で終わってしまうだけの写真になりがちだ。
プロとして要望の多い画を撮るのも一つの選択肢ではあるが、ただ美しいだけの写真に釈然としないというのが本音でもある。
そこで、麗しい風景の奥底にある気配を画に出来ないかと願ってやまないのである。
例えば、この画に込めたのは、藪椿の背景にある海に栄養源を注ぎ込む豊かな森があり、麗しい風景をもたらす自然のサイクルが備わっている事を、この一枚の画に語らせたいのである・・・。
無論、ひとりよがりな思い込みの激しい写真になりがちなのは承知のうえである。

カメラ設定
絞り値:F13、シャッタースピード:1/200秒,ISO感度設定:200、露出モード:マニュアル
焦点距離32.0 mm

使用ソフト
Raw現像ソフト:最終調整PhotoshopCS6使用

使用機材

Canon EOS 5D Mark II、EF24-105mm f/4L IS USM、スピードライト 580EX II、
ストロボディフューザー G

POSTED BY:
tsugionishimura_image

TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家

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