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about

TSUGIO NISHIMURA 西村次雄
フォトグラファー
1973年、九州産業大学芸術学部写真科卒。同年渡米。1979年、「STUDIO BB」を設立。デジタルの可能性にいち早く気づき、雑誌・広告を中心に一眼レフカメラを駆使して活躍中の”IT写真家”である。建築物、料理、人物、商品、そして動物・植物・昆虫と被写体の幅も極めて広い。

Photograph(光の描くもの)2014 / 01 / 26

この画を撮る前に菊冬至(椿)の紅地に白斑の美しさに見入っていた。
菊冬至とは良いネーミングをつけたものだとプラリプラリと散策していると、落ち葉の絨毯に射している影が妙に写欲とコネクトした意である。

冬至は少しばかり過ぎ去ってしまったが、光が一番弱い日(陰の気が極まる日)で影が長くなる道理はご存知の通りである。
この画では、光が私とカエデを回り込み影として結像している事にお気づきだろう、そこにこそPhotoの原点が潜んでいるのである。
PhotographとはPhoto(光の)graph(描くもの)という意味である。
光は、キンと冷えた空気のレンズを貫き落ち葉に影を結像させていた、これも写楽の一考でもあろうかとセルフポートレートなる戯言遊びに押始める。

菊冬至と語源はコチラ
http://tsubakikan.city.nanto.toyama.jp/cgi-bin/tsubaki/tsubaki.cgi?page=45

この時の撮影技法「撮影難易度3星表記(☆)」
「ヒストグラム」
光と影はヒストグラム(輝度RGB)の256段階(8bit表記)の両極地にあるとします。
デジタルカメラのヒストグラムでは白を0とすると黒は255。そこでコントラストを強調したければ、アンダーの黒255付近とハイキーの白0付近にヒストグラムの山が高くそびえ中間は谷型が望ましいと言う事になる。
よって、モード設定に迷ったら、影のイメージをより強調できる風景モード(コントラスト強めの設定となっている)がオススメなのだ。

カメラ設定
絞り値:F11、シャッタースピード:1/320秒,ISO感度設定:400、露出モード:マニュアル
-0.67補正、モード設定:風景

使用ソフト
Raw現像ソフト:最終調整PhotoshopCS6使用

使用機材

NIKON D800、Micro NIKKOR 60.0 mm f/2.8G ED

POSTED BY:
tsugionishimura_image

TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家

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