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about

TSUGIO NISHIMURA 西村次雄
フォトグラファー
1973年、九州産業大学芸術学部写真科卒。同年渡米。1979年、「STUDIO BB」を設立。デジタルの可能性にいち早く気づき、雑誌・広告を中心に一眼レフカメラを駆使して活躍中の”IT写真家”である。建築物、料理、人物、商品、そして動物・植物・昆虫と被写体の幅も極めて広い。

東京夜桜2013 / 03 / 29

妻の甥が、第一志望高に「桜咲く」であったゆえ、お祝いに鹿児島から桜咲く東京へ招待した。
鎌倉、横浜、秋葉原、美術館など家族が交代で嬉々と案内に奔走。
そして、いよいよ明日帰る日の晩に「竜ちゃん、まだ何処か行きたい所ない?」と、聞くと「スカイツリーに行き、友達への土産が買いたい」と言う。

そうか、今ではスカイツリーが東京名所であるらしい。
当日、怪しい空模様ながら東京スカイツリーに到着。
この天気ならば、少しは空いているだろうと思ったのだが、考える事は皆一緒で当日券での入場は2時間半待ちらしい・・・。
「あのね〜、おじちゃんは高所恐怖症だからさ、一人で登ってね・・・」と、送り出す。
ヘヘ、私は3時間程放し飼い状態にされたカメラ親父である。
OLYMPUS OM-D E-M5にレンズ3本とストロボFL-300Rを小さなカメラバックに詰めていたのである。
このカメラ、とにかく軽いので歩き回るにはすこぶる都合が良い。
ブラリブラリとスカイツリーと桜の撮影ポイントを探して徘徊していると、紅枝垂桜と染井吉野の咲き誇るポイント見つけた。スカイツリーとのバランスもそう悪くない。
すると、タイトルが浮かんだ。
「東京夜桜」うん!これがいいなとストロボをチョイと撫で「さあ、出番ですよ」と囁いてみた。

東京スカイツリー
詳しくはコチラ
http://www.tokyo-skytree.jp/

この時の撮影技法(春雨を味方に)
さて、今回は春雨を見方にして、ストロボで浮かび上がらせる技法です。
私は、昼間でも雨や雪を強調するためにストロボをよく使う。
今回は、桜がライトアップされていなかったので、ストロボで明るく起こしてあげなければならなかった。
いささか小光量のストロボでは、10m程先の桜までは遠すぎて心細かったけれど、思い切りISO感度を1250まで上げて光量不足を補った。
この画は、小さなカメラとストロボを使用して手持ちで撮影した。シャッタースピード:1/13秒ながら、5軸対応メカニカル手ぶれ補正は見事でピタリと止まる。
さらに高感度でも解像感はおおむね良好で、頼もしい道具である。
それにしても、桜色にライトアップされた東京スカイツリーは華やかで素敵だ。

カメラ設定
絞り値:F8、シャッタースピード:1/13秒,ISO感度設定:1250、露出モード:マニュアル、ホワイトバランス:オート(Rawデータで記録のため)、測光モード:中央部平均測光、ピクチャースタイル:スタンダード、焦点距離22mm(35㎜換算44㎜)、外部スロトボ:強制フル発光

使用ソフト<_strong>
PhotoshopCS6使用(Rawデータ現像にも使用)

使用機材

OLYMPUS OM-D E-M5、M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R、ストロボFL-300R、1灯使用

POSTED BY:
tsugionishimura_image

TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家

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