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TSUGIO NISHIMURA 西村次雄
フォトグラファー
1973年、九州産業大学芸術学部写真科卒。同年渡米。1979年、「STUDIO BB」を設立。デジタルの可能性にいち早く気づき、雑誌・広告を中心に一眼レフカメラを駆使して活躍中の”IT写真家”である。建築物、料理、人物、商品、そして動物・植物・昆虫と被写体の幅も極めて広い。

ハリウッドスター顔負けのアジアイトトンボ2010 / 09 / 03

熱風のなか、アジアイトトンボのお嬢さまがスイーツならぬご馳走が目の前を横切るのを辛抱強く待ち構えていた。
ときおり婚活の若者が言い寄るも、よっぽどお腹がすいているのか適当にあしらっていた。
それではとパパラッチよろしく、ちょっくらお写真をとカメラを差し出すと「ハ~イ!」とお得意のポーズで決めてくれたのである。
激写の後「サンキュー!」と声をかけるまもなく目の前を横切ったスィーツをガブリと頬張っていらしたが、「食べるシーンの公開はノーよ」と、まるでハリウッドスター顔負けでやんわりと断られてしまった。

アジアイトトンボ 均翅亜目(きんしあもく)イトトンボ科 アオモンイトトンボ属
大きさは28㎜前後。
5月~10月ごろ北海道南部から南西諸島に発生する。平地の池や沼などに生息。
羽化したての♀は少し赤っぽい色をしていますが成熟するにしたがい緑色に変わる。
名の由来はアジアに広く分布するのでアジアイトトンボ。

この時の撮影技法(ユーモラスな瞬間を捉える)
お顔をよく見ると、複眼が左右に離れているのでとてもユーモラスでフォトジエニックだ。
観察を続けるとときおり目の掃除をする姿がユーモラスでそこを狙うことにした。
そこで、今回のキーポイントは、三脚不使用時のカメラ安定法です。
小さくて絶えず動き回るので今回は三脚が不向きでした。
そこで手ぶれを起こさぬ様に立て膝の上にカメラを置き安定させます。
こうすることで暫くの間、安定した状態で待ち受ける事が可能になります。
あとはじっと待機してその瞬間を待ち構えるだけです。

カメラ設定
露出設定マニュアル、シャッタースピード1/160秒,絞りF9、ISO400

使用機材
Nikon D300 、VR85mm マクロレンズ

POSTED BY:
tsugionishimura_image

TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家

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