先々週のユニクロは凄かった。
創業60周年記念のプロモーションもあり、
どこの店もレジは長蛇の列だった。
このプロパ―時期に1,500円のヒートテックが600円になる等、
主力商品の大幅ディスカウントもあって、店内は大混雑。
ファッション小売全体が厳しい状況にあって、
この混雑ぶりは異常にも思えた。
9月の「+J」の販売も大成功だったが、
このところのユニクロのプロモーションは当たりに当たっている。
9月、10月と2ヶ月連続で30%を超える増収であったが、
11月もこれを上回ることは確実であろう。
ユニクロの凄いところは、
20代の若者から70歳を超えるお年寄りまで、
すべての年代から支持されているところだ。
「+J」の発売によって、
更に若者の支持を集めるようになったと思われるし、
今までユニクロを敬遠していた層も取り込んだように思える。
ユニクロは当初から価格と品質に徹底してこだわり、
すべて年代に受け入れられるカジュアル商品を提案し続けてきたが、
まさにその通りになってきた感がある。
ファッション業界では、すべて年代をターゲットに商品の企画を進めると、
結果どの世代からも自分の商品と受け入れてもらえず、
全く売れないことが多いのだが、ユニクロのこの売れ方は驚くばかりである。
最近2008年に発刊されたこの本を読んでみたが、
ユニクロの強さの一部を読み取ることができる。
決して一過性の成功ではないのであろう。
POSTED BY:
NAOKI HAYASHI/林直樹
ファッションリンク株式会社 代表取締役社長
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