「わからない事はまずググる!」
と普段考えている私もGoogleがどのように動いているのかなんて
気になる事はあったがググった事はなかった。
でも、そんな時にであったのが本書。
初代Google(Googleがまだ8台のPCで動いている頃)の
サーバの写真なんかも交えながら、
(1)検索エンジンの仕組み
(2)分散ソフトウェアと分散ファイルシステム
(3)ハードウェアおよび電力の面から見た大規模システムのコスト
(4)Googleの開発体制
に至るまで、マニアックかつやさしく解説してくれる良書。
本書では、普段当たり前のように利用しているGoogleの内側を
改めて体系的に知るコトができる。
当たり前に使えないときがあると「最近障害多いな」なんて
心の中で愚痴っていた背景に性能とコストそして環境面にまで
配慮して展開していることに気づくコトも。
感謝の気持を忘れて「やっぱマッシュアップでしょ」なんて
我が物顔で利用している有益なサービスが
生まれるべくして生まれた開発体制・・・というより文化。
最近忘れてしまっていた大切な姿勢を思い出すコトができた。
技術書(?)のはずが、私にとっては自己啓発と振返りの書となったコトは
ここだけの秘密。
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KENSUKE UEHARA/上原謙介
システムエンジニア 株式会社ケイズシステム 代表取締役社長