学校の友達が、学校以外の事で応援してくれる。
5人や6人じゃない。100人近くが…。あまりないよね、そんな事。
去年11月初旬に「歌スタ!!」の最終プレゼンを行った。
スタジオの観客席には隆太君の学校の友達、先生方、ご両親、その他総勢100名強の応援団が駆けつけてくれた。
この日隆太君はあまり調子が良くなかった。
極度の緊張のせいもある。
約半年間かけて積み上げてきた物の評価が今日下される。
私とてもちろん緊張しないわけではない。
彼は、なぜか苦労を呼び込む宿命を持っているようだ。
「歌スタ!!」初出場の直前も大病をしている。
7月の最初のストリート・ライブの直前も絶不調だった。
原稿執筆中の今現在も、明日の発売記念ライブを前に、咽のコンデイションは絶不調。
しかも期末試験中。
しかも天気は雪だそうだ(笑)。
ただし、これらの苦労を全て乗り越える運を持っている。
トラブルを毎回しょいこむが、結果的にクリアできなかったハードルは無い。
で、明日はどうなるんだろう…?
私の曲紹介コメントの後、いよいよ本人、回転ステージで中央へ。
知ってはいるものの、目の前にレコード会社4社の面々。客席には友人達。
オンエアされなかったが、緊張から感極まって涙があふれ、止まらず、歌える状態ではなかった。
MC東野幸治さんの優しいはからいで、決して短くない、ひとしきりの「間」を頂いた。
その間も東野さん、チュートリアルのお二人、臼田さんMC陣の、空気を神妙にしない、絶妙なおしゃべりと、つっこみのおかげで、隆太本人もだんだん無駄な力が抜けていった。
この、歌う前に泣いてしまった事と、脱力できる空気を作ってくれたMC陣のはからいが、彼にハードルを超えさせた。
MCの皆さんにはとても感謝している。
不安定な所は沢山あったものの、この日の「フレンズ」は、それまで目指していた、表現したかった思いが全て聴き手に伝わる歌になっていた。
客席にいた友人、先生達の中にも、目頭を押さえていた人が見受けられた。
自分が感動していなければ、聴き手を感動させられないさ。
http://tearbridge.com/ushijima/
HIDEO SAITO/斎藤英夫
音楽プロデューサー・作曲家・編曲家・ミュージシャン
こんにちは。
昨日、斎藤先生側のテントのわきで、車イスで、隆太くんと斎藤先生の音楽を聴いていました。
澄み切った声はもちろんですが、隆太くんはもちろん、隆太くんを支えたり、隆太くんと一緒に努力したりしている方たちの、ストレートな気持ちが伝わる歌でした。
私は、いま、司法試験最終回(回数制限があるので)の受験生です。
15歳のときは入院生活の真っ只中でしたが、いまとまったく違う夢を真剣に追っていました。自分にとって、隆太くんは、あの頃の自分自身です。
いまも、根っこは同じだと思っています。
「フレンズ~君の記憶のなかの僕」に出会えてよかったです。
ありがとうございます。
CD、大切に聴きます。
from 小澤美幸 | 2010年03月8 9:22 AM
コメント、大変ありがとうございます!昨日の写真で確認させていただきました。写っていらっしゃいいますよ。
牛島隆太プロジェクトは僕にとっても異例な事ばかりで、宛ても定まらないまま走り出してしまった感がありました。
ただ自分が動けば、見てくれている人もいるし、ついて来てくれる人もいるんだ、という事をあらためて実感しました。あきらめムードが蔓延する昨今ですが、決して自分に対してハードルを下げずに頑張って下さい。本気で挑戦していれば、超えられなくても、必ず誰かがその様子を見てくれていますから。頑張って下さい!
from 斉藤英夫 | 2010年03月8 6:42 PM