ある「中学生シンガー」に「卒業」をテーマにした曲を用意した。
彼とリサーチのためにカラオケに行き、いろいろな曲を歌ってもらった。
ところが、15歳の中学生「目線」に合った曲がひとつも無い。
歌う側に15歳がいないのだから当然といえば当然か…。
私は元来「等身大の…」という表現が嫌いだ。
むしろ逆を目指す事の方が多いのだが、今回に限っては、この「等身大」の物こそが切り札になりそうだ。
修業と認知度を上げるために、京急川崎駅近くの「川崎銀座街」という所で、昨年7月からストリート・ライブを始めた。
まず驚かされたのは同世代の反応の良さだ。
チラシ配り、看板作り、ブログ開設も全て彼の同級生、部活の先輩後輩、友人たちが手伝ってくれた。これを「等身大」といわずして…、やはりそこか。
一言で「卒業」ソングと言っても、巷にあふれている物とは一線を画する物でなければ、また、「等身大」で「現役」であるのが最大の強みとなる物でなければ意味が無い。
「具体的」な景色が見えるストーリー、大人でも一瞬にして記憶が蘇るようなストーリー。
作詞の人間と悪戦苦闘の連続。徹夜になる事数日。
本人に歌わせては、詞もメロディーもアレンジも変更して行き、牛島隆太でなければ発信できない物に仕上げて行ったつもりだ。
「歌スタ!!」という番組のルール上、一発でレコード会社のエグゼクティブを魅了しなければアウトだ。
さて、どうなる事やら。(続く)
http://tearbridge.com/ushijima/
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HIDEO SAITO/斎藤英夫
音楽プロデューサー・作曲家・編曲家・ミュージシャン
斉藤先生、牛島さんメジャーデビューおめでとうございます!良い曲や歌手はより多くの人に知ってもらいたいです☆ダイアモンドユカイさんの言葉を拝借するなら、牛島さんはsomethinngを持っている貴重な存在なのですね。
数々の名曲を堂々と歌いこなすだけでなく、牛島さんが歌うと曲の良さが引き立つ。そんな気がします。
昨日、フラゲしたのでリピートして聴いております♪生憎、1枚しか購入できませんでしたが大切な人たちへのプレゼント用にもう3枚取り寄せてもらいました。7日のインストアイベントは、仕事の都合が付きませんが名古屋へお越しの際は駆けつけたいと思います。陰ながら応援しております。
from 仲榮眞エリカ | 2010年03月3 1:25 AM
コメント、ありがとうございます。
ストリート・ライブでカバー曲を演奏していますが、おなじみになった曲は今や、牛島隆太の「持ち歌」と言ってもよいくらい、「彼の物」になってます。シンガー、歌い手としての存在感を、オリジナルとは違った意味で味わって頂きたい、というのが僕の願いです。名曲に敬意を表しながら、牛島隆太のシンガーとしての力量を伸していきたいと思います。これからもよろしくお願いします。
from 斉藤英夫 | 2010年03月4 3:21 AM