YOUCHOOSE

about

YUKICHI OTSUKA 大塚雄吉
F1 ウォッチャー
幼少期にF1に魅せられ、50年以上にわたって、日本製のF1が出ていなくても、日本人F1ドライバーがいなくても50年以上にわたってF1を見続けてきた、F1 ウォッチャー。

Formula One 2023(15)2023 / 09 / 15

イタリアGPは、フェルスタッペンが前人未到の10連勝で締め括った。
ペレスはフェルスタッペンの6秒後方でゴールし、久々のレッドブル・ワンツー・フィニッシュとなった。
予選で気を吐いたサインツは決勝ではフェルスタッペンに敵わなかったが、チームメイトのルクレールを退けて3位にはいり、ティフォッシの祝福を受けた。

イタリアGPの予選はステージごとのタイヤが指定されている。、
予選Q1は、ハードが指定タイヤだ。
トップタイムをマークしたのは、フェルスタッペン、2番手以下は、アルボン、ルクレール、角田、ペレス、サージェントの順だった。
トップチームは、新品ハードタイヤの使用を1セットで済ませたいので、Q1の順位はマシンの実力を100%反映したものではない。
予選Q2の指定タイヤはミディアム。Q2 もフェルスタッペンがトップタイムを出し、ルクレール、サインツ、ペレス、アルボン、ハミルトンが続いた。
トップ3チーム以外ではウイリアムズの調子が良い。
Q3の終盤、サインツがスーパーラップを決め、フェルスタッペンに1000分の13秒差でポールポジションを獲得した。
予選2番手はフェルスタッペン、3番手はルクレールとなり、フェラーリ・ファンたちは溜飲を下げた。
4番手以下には、ラッセル、ペレス、アルボン、ピアストリ、ハミルトンが並んだ。

決勝レースは、サインツがポールポジションから見事なスタートを決めて」トップで1・2コーナーを通過していった。
ルクレールも予選順位通りの3番手につけている。その後にラッセル、ペレス、ピアストリが続く。
フェルスタッペンは、サインツの後にピッタリとつけて、チャンスを伺うが、無理はしない。
サインツは、持てる限りの力を出して、フェルスタッペンから逃げようとするが、DRSも使えるフェルスタッペンを引き離すことはできない。
レッドブル陣営はトップをキープするためにリアタイヤを消耗するサインツをゆっくり料理すれば良い、という余裕のある態度だ。

15周目、フェルスタッペンは、少しタイヤがキツくなってきたサインツに仕掛けて、抜き去った。
16周目にはペレスもラッセルを下して4番手に上がった。
少しづつフェルスタッペンに差をつけられていたサインツは、タイヤが苦しくなってきて、20周目にピットインしてハードタイヤに交換した。
ラッセルもピットインしてハードに変更。
21周目に、フェルスタッペンとルクレールがピットインしてハードに交換した。
フェルスタッペンはサインツの前でコースに復帰することができた。
ペレスは21周目にタイヤ交換。

フェルスタッペンは25周目にハードでスタートしたハミルトンの前に出てトップに返り咲く。
28周目にはタイヤ交換が一巡し、フェルスタッペン、サインツ、ルクレール、ペレス、ラッセル、アルボンの順になった。
32周目にはペレスがルクレールの前に出て3番手に進出した。
タイヤが厳しくてペースの上げられないサインツはフェルスタッペンとの差が12秒に開いた46周目にはペレスに追いつかれてパスされ、レッドブルのワンツー・フォーメーションを許すことになる。

終盤にフェラーリの2台が激しく3位争いをするが、結局、サインツがルクレールを押さえ切った。
4位でゴールしたルクレールは、レース後、悔しいというよりは、久々の激しいレースを楽しんだ喜びを表していた。

角田は、フォメーションラップ中にPUトラブルで止まり、DNSとなってしまった。
夏休み明けの2戦続けて結果が残せなかった。
トラブルを起こしたPUは、4基目の新品だった。
角田はこのPUを日本GPで使う予定だったのだろうが、日本GPはこれまでのレースで使ってきたPUで戦うしかなくなった。

次は、シンガポールGPだ。シンガポールの市街地を走るマリーナベイ・サーキットで行われる。
マリーナベイは通常舗装の路面で直角コーナーが多く、最終コーナー以外は高速コーナーがない典型的な市街地コースだ。
今年は、開発工事の都合でターン16からターン19の4コーナーが直線で結ばれてコースが少し単純化した。
タイトコーナーを苦手とするマシンにとってはちょっと嬉しいかもしれない。
アルボンとジョーは祖国が近いので多くのファンが応援に駆けつけるだろう。

シンガポールGPは1位フェルスタッペン、2位ペレス、3位アロンソ、4位ハミルトン、5位角田、6位ノリス、7位ルクレール、8位ガスリー、9位ピアストリ、10位ジョーかな。

2023©Yukichi Otsuka, All Rights Reserved

POSTED BY:
otsuka_image

YUKICHI OTSUKA/大塚雄吉

Check

   

このページのトラックバックURL

トラックバック一覧

このページへのコメント一覧

コメントを投稿

(初めて投稿される方のコメントは管理者の承認が必要となります。ご了承ください。)