スペインGPは、またしても、フェルスタッペンの圧勝で幕を閉じた。
フェルスタッペンはポールポジションからスタートして2位のハミルトンに24秒差をつけてゴールした。
3位には、ラッセルが入り、久々にメルセデス・ドライバー二人が揃って表彰台に立った。
予選Q1は、直前に雨が上がった直後で路面コンディションが変化する中、ハミルトン、ノリス、ラッセルがトップ3を占めた。
ルクレールはマシンが原因不明の不調で19番手に沈んだ。
ペレスは15番手タイムでなんとかQ2に進んだ。
Q2は、フェルスタッペンがトップタイム、以下ノリス、サインツ、ハミルトン、オコンの順で通過した。
ペレスは11番手タイムしか出せず、Q3に進めなかった。
ラッセルも12番手タイムにとどまり、Q3に進めなかった。
角田は11番手タイムを出したが、トラック・リミットを僅かに超えたためにタイムを抹消され、15番手となってしまった。
Q3になると、フェルスタッペンが頭抜けたタイムを出してポールポジションを簡単に決めてしまった。
サインツはフェルスタッペンより0.462秒遅れの2番手、ノリスが3番手となった。
ノリスは濡れた路面をソフトタイヤで走るとめっぽう速い。
ガスリーは4番手タイムを出したが、サインツとフェルスタッペンの予選を妨害したことで合計6グリッド・ダウンとなった。
今シーズン好調のアロンソは、Q1でコースアウトしてフロアを痛めたのが響き、応急処置したマシンではいいタイムが出せず、予選9番手に留まった。
決勝レースでは、ホームレースで2番グリッドのサインツがフロントローでフェルスタッペンと並ぶ。
スタート・タイヤは、フェルスタッペンとペレス、サージェントがミディアム、ピットレーンスタートのルクレールがハード、それ以外のドライバー全員はソフトとなった。
サインツは、スタート直後の1コーナーの突っ込みでアウト側からフェルスタッペンに並びかけたがコーナーの出口でフェルスタッペンに鼻先を押さえられて引いた。
ハミルトンとノリスが接触してノリスはノーズ交換のためピットに向かう。
1周目を終えて、トップはフェルスタッペン、続いてサインツ、ストロール、ハミルトン、オコン、アロンソの順になっている。
フェルスタッペンはミディアムタイヤで27周目まで引っ張り、2番手いかに十分な差をつけていたので、タイヤ交換した後もトップでコースに復帰した。
全車がタイヤ交換を終えたj29周目時点での順位は、フェルスタッペン、ハミルトン、サインツ、ラッセル、ストロール、オコンとなっていた。
53周目までに2番手以下に40秒近い差をつけていたフェルスタッペンはピットインしてハードからソフトにタイヤ交換をした。
タイヤ交換後もフェルスタッペンと2番手ハミルトンの差は16秒も開いている。
11番手スタートから4番手まであがっていたペレスは必死にラッセルを追ったが抜くことはできなかった。
角田は、15番グリッドからスタートして、一時は7番手まで上がり、9番手でゴールしたが、56周目の1コーナーでジョウに並びかけられた時に、コーナーの出口で1台分のスペースを残さなかったとして、5秒加算ペナルティを課され12位となった。
ジョウが引かずにエスケープ・ロードに逃げたため、ルール上、角田のペナルティとなった。
1周目のフェルスタッペンとサインツの攻防の際にもフェルスタッペンはコーナーの出口を塞いでいたが、サインツが引いたためエスケープへ押し出されたことにならなかったから、フェルスタッペンはお咎めなしとなっったのだろうか?
それとも、スタート直後の1コーナーは大目に見るというルール(?)なのだろうか?
角田がチャンピオンを争うぐらいになれば、これほどは厳密にペナルティを取られないのだろうか?
予選のトラック・リミット違反といい、決勝レースのペナルティといい、角田はスペインGPのスチュワートから随分厳しく見られたものだ。
次は、大西洋を渡って、カナダGPだ。
カナダGPが開催されるジル・ビルヌーブ・サーキットは、フレンチ・カナディアンの多いケベック州最大の街で、セントローレンス大河に面している。
サーキット自身はセントローレンス川の中にある人工島の上に作られている。
ヘヤピンとシケインを直線で繋いだようなコースで、ストリート舗装であることから、ブレーキとエンジン(ICU)に厳しいコースだ。ストロールにとってはホームレースとなる。
ジル・ビルヌーブがフェラーリ・ドライバーだったことから、フェラーリを応援するっファンも多い。
ハミルトンはF1初優勝をここで飾った。
カナダGPは1位フェルスタッペン、2位ペレス、3位アロンソ、4位ハミルトン、5位ストロール、6位ルクレール、7位ラッセル、8位サインツ、9位角田、10位がスリーかな。
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YUKICHI OTSUKA/大塚雄吉
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