アゼルバイジャンGPはペレスが制した。
2位にはここではペレスの敵ではなかったフェルスタッペンが入った。
レッドブルの2台から大きく話されたもののルクレールがなんとか3位に留まったが、背後にはアロンソが迫っていた。
今回はスプリント・レースが組まれているので、プラクティスは金曜日の午前のみで午後には決勝レースの予選が行われるというスケジュールになっている。
予選を制したのはフェラーリのルクレールだった。
そして、予選2番手はフェルスタッペン、3番手はペレスだった。
予選4番手以下はサインツ、ハミルトン、アロンソ、ノリス、角田!の順だった。しかも、角田はユーズドのソフトで8番手タイムを出した。
今年からは年間6GP でスプリント・レースが組まれることになった。
スプリントレースのあるGPでは土曜日1日をスプリントレース・デイに当てる。
午前中にシュートアウトと呼ばれるスプリントレース用の予選を行い、その順位でスプリント・レースのグリッドが決まる。
午後は、走行距離100Kmのスプリント・レースを行い、スプリントレースの1位から8位までにチャンピオンシップ・ポイントが与えられるというものだ。
F1を開催するリバティ・メディアがレース・ウィークの合計視聴率を上げるために導入した。
スプリント・シュートアウトの結果は、ルクレール、ペレス、フェルスタッペン、ラッセル、サインツ、ハミルトン、アロンソの順だった。
角田は、最後のアッタクをしてゴールラインを横切る直前にサージェントのクラッシュによって出された赤旗のためにベストタイム計測されず18番手となった。
ルクレールはスプリント・レースのスタートでトップをキープしペレスが続いたが、ラッセルがフェルスタッペンに充分なスペースを与えず、両者が接触して、フェルスタッペンはレッドブル・マシンのサイドポンツーにダメージを負ってしまった。
後方では、デフリースが角田をコーナーで外へ追いやった形になり、角田はタイヤとサスペンションにダメージを負ってリタイヤした。
このため開始早々にセフティカーが出動することになった。
再スタート直後にペレスはルクレールをあっさりと抜き去った。
ここからあとは、ミディアムタイヤがあまりにも耐たないことがわかったため、各車ペースを落として周回を重ねることになった。
フェルスタッペンはマシンにダメージを負っていたので、ルクレールから2位の座を奪うことはできなかった。
4位以下はラッセル、サインツ、アロンソ、ハミルトン、ストロールの順だった。
スプリント・レースを終えて、各チームは、ミディアムが翌日の決勝レースでスタートから10周ぐらいしかもたないことを実感させられた。
決勝レースのスタートはルクレールがクリーンスタートでトップに立ち、以下の6台ははスターティング・グリッドの順で無事にオープニング・ラップを終えた。
しかし、レッド部の決勝レースのペースにフェラーリは全く太刀打ちできず、ルクレールは4周目にはフェルスタッペンにトップの座を譲り、6周目にはペレスに2番手の座を譲る。
10周目にデフリースがフェンスに接触してイエローフラッグからセフティカーになった。
フェルスタッペンは11周目にピットインし、ハードタイヤに交換した。
ペレスは12周目にピットインしてした。セフティカーの後に続くのは、ペレス、ルクレール、フェルスタッペン、サインツ、アロンソ、ラッセルの順となった。
フェルスタッペンはセフティカーが入る前にピットインしたタイミングの関係で3番手に下がった形だ。
再スタート直後にフェルスタッペンがルクレールを、アロンソがサインツを、ハミルトンがラッセルを交わして順位を上げた。
角田はピアストリに仕掛けられたが順位を譲ることなくノアリスの後を追う。
この後、各チームは、ハードタイヤがどの程度の周回数をこなせるかわからないので、タイヤを労りながらのレースとなる。
今年からメインストレートのDRS区間が100m短縮されたこともありなかなか抜くことができない。
レッドブルの2台だけがダントツに速いだけで、あとはパレード・ランのようになってしまった。
ストリートコースに強いペレスにフェルスタッペンは追いつくことができず、ペレスすは今シーズン2勝目を挙げた。
角田は、ノリスとピアス取りに挟まれながら、一度もミスをすることがなくレースを走り切り、価値ある1ポイントを持ち帰った。
アゼルバイジャンからわずか1週間空けて、マイアミGPだ。2周続けてストリートコースだ。
今回もペレスとフェルスタッペンの戦いがどうなるか見ものだ。
サージェントはホームレースとなる。
サージェントは今年あと2回ホームレースがある。
マイアミGPは1位フェルスタッペン、2位ペレス、3位ルクレール、4位アロンソ、5位ハミルトン、6位ノリス、7位ラッセル、8位ストロール、9位ガスリー、10位角田かな。
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YUKICHI OTSUKA/大塚雄吉
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