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YUKICHI OTSUKA 大塚雄吉
F1 ウォッチャー
幼少期にF1に魅せられ、50年以上にわたって、日本製のF1が出ていなくても、日本人F1ドライバーがいなくても50年以上にわたってF1を見続けてきた、F1 ウォッチャー。

Formula One 2022(3)2022 / 04 / 08

サウジアラビアGPは、フェルスタッペンがルクレールとコーナー侵入の譲り合い!!を制して劇的な優勝を飾った。
3位にはサインツが入り、セフティカーのタイミングによって不利を被ったペレスは悔しい4位に終わった。

予選は、Q1から波乱の幕開けとなった。
なんと、ハミルトンがQ1を通過できず16番手に沈んだ。
そして、角田は油圧系のトラブルで予選を走れずノータイムに終わった。
ウイリアムズの2台とコロナウイルス・テストで陽性が出て欠場となったフェッテルの代役ヒュルケンベルグがQ2へ進めなかった。
Q2のトップタイムはQ1同様サインツが押さえた。フェルスタッペンはQ2で4番手。

Q3では、ペレスがスーパーラップを決めて、初のポールポジションを奪取した。
ルクレールとサインツが2・3番手につけ、フェルスタッペンは4番手に留まった。
バーレーンGPに続いてレッドブルとフェラーリの4台が決勝の先頭2列グリッドに並んだ。
4番手のフェルスタッペント5番手のオコンの間には0.6秒ものタイム差があり、トップ4台と5番手以下のは次元が違う。
5番手以下では、ルノーとフェラーリPUユーザーの調子が良く、メルセデス自身を含むメルセデスPUユーザーが苦戦していた。

ペレスは、ポールポジションから決勝のスタートを見事に決めて、2番手はルクレール、サインツは2コーナーでフェルスタッペンに抜かれて4番手に後退した。
以下、オコン、ラッセル、アロンソ、ボッタスが続く。
予選で大クラッシュをしたシューマッハとレコノサンスラップ中にマシントラブルで止まってしまった角田を除く18台のによるバトルが始まった。

15周目になっても、トップのペレスと2番手ルクレールの差は1.6秒しかなく、ルクレールが先にピットインしてアンダーカットを狙うそぶりを見せる。
ペレスは、かさず16周目にピットインしてアンダーカットされまいとする。
ところが、その16周目にラティフィがクラッシュしてVSCが入る。
この間にルクレールとフェルスタッペンがピットインして順位を落とすことなくコースに復帰した。
トップを快走していたペレスは、不運にもVSC前にピットに入っていたので4番手に落ちてしまった。
事故処理に時間がかり、VSCからセフティカーに変った。
16番手からハードタイヤでスタートして追い上げていたハミルトンは、この間、タイヤ交換をせず順位を7番手まで上げた。

21周目にレースが再開されるとルクレールがトップのまま再スタートを制し、フェルスタッペン、サインツ、ペレスが続く。
37周目にリカルドがマシントラブルでピット入り口で止まってしまいVSCが出る。
ところが、その間にアロンソもピット入り口で止まってしまい、ピット入口が閉鎖になった。
6番てまで順位を上げていたハミルトンはVSCを利用してピットイン時間を稼ぐことができない。
41周目にVSCが解除され、ようやくピットレーンが開句や否やハミルトンはピットインしてタイヤを交換するが順位を12番手まで落としてしまう。

トップでは残り10周のフェルスタッペンとルクレールの熾烈な戦いが始まった。
42周目の最終コーナー手前でフェルスタッペンがルクレールの前に出るが、最終コーナーを抜けたところでルクレールがDRSを使ってフェルスタッペンを抜き返した。
フェルスタッペンは43周目の最終コーナー手前で今度はルクレールを抜かず先にかせる。
最終ラップに近い時点で2番手にいてDRSを使って前に出たほうが勝てるチャンスが高いので、最終コーナー手前ではポジションの譲り合いになってしまった。
フェルスタッペンは、46周目の最終コーナー手前でルクレールの後にピタリとつけ、47周目の頭で前にでた。
ルクレールは、同じやり方で抜き返そうとフェルスタッペンに迫るが、抜き返さないうちに、第1セクターでイエローフラッグが出た。
フェラーリは第1セクターのに第1セクターでフルにアクセルを踏めない。
ファイナルラップ最終コーナー手前で2番手だったルクレールはDRSを使ってゴール前の直線でフェルスタッペンに迫ったが、前に出ることができなかった。
終盤のイエローフラッグが無かったら、ルクレールが勝っていた可能性もある。

フェルスタッペンとルクレールは、同世代でカートに乗っていた頃から競い合っている仲間だ。
去年、ハミルトンとのチャンピオンシップ争いを制したフェルスタッペンの方にF1でのトップ争いに1日の長があったと言ったところだろうか。

次は、3年ぶりに開催されるオーストラリアGPだ。
アルバート公園内にグランプリ・コースは、今回大幅にが改修されている。
コーナーの形状が変わった。
しかし、コースは依然としてストリート舗装部分が多いのでグリップは劣る。
ペレスはこういう路面が得意だ。
リチャルドは久しぶりのホームGPだ。
レッドブルを離れてから成績の上がらないリチャルドだがホームレースで本来の速さを見せてほしい。

オーストラリアGPは1位フェルスタッペン、2位ペレス、3位サインツ、4位ルクレール、5位ハミルトン、6位ガスリー、7位ラッセル、8位角田、9位ボッタス、10位リチャルドかな。 

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