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YUKICHI OTSUKA 大塚雄吉
F1 ウォッチャー
幼少期にF1に魅せられ、50年以上にわたって、日本製のF1が出ていなくても、日本人F1ドライバーがいなくても50年以上にわたってF1を見続けてきた、F1 ウォッチャー。

Formula One 2022(1)2022 / 03 / 18

F1のオフシーズンはあっという間に過ぎ去り、早くも2022年シーズンに突入する。
今年も開幕戦はバーレーンだ。
コロナ禍は続いているが、昨年前半からワクチンや治療薬が広く使われるようになったおかげでF1も感染対策をしつつ通常のカレンダーで開催できるようになった。
2022年は年間23レースが予定されているが、20世紀的蛮行を行なっているロシアで開催される予定だったGPは中止となるだろうから、22レースとなる公算が高い。

2022年はシャシーのレギュレーションが大きく変わった。
久しぶりにウイングカーを作ることができるようになったのだ。
車体自体をウイング形状にしてダウンフォースを稼ぐことができるので、ウイング面積を減らすことができる。
タイヤも18インチタイヤになった。
フロントタイヤにはサイクル・フェンダーが取り付けられる。
目立たないところではモノコックの強度が大幅に上がって安全性が高められた。

パワー・ユニットは2022年シーズン初頭の仕様(一部は9月まで開発可能)で凍結されることになっているいるので、PUサプライヤー各社は凍結に備えて大幅なアップデートを施しているはずだ。
今年から、レッドブル・パワートレインズのブランドとなったホンダPUも開幕直前まで開発を続けているので2022年は他のPUに比べて見劣りすることはないだろう。

新しいレギュレーションに沿って、各チームは、車体設計を一新した。
ウイングカーが解禁されたことによりボディ形状は大幅に変化する。
フェラーリはフロントの気流をストレートにリアウイングに流す事によってリアウイングの効果を最大限に生かそうとしている。
メルセデスは、サイド・ポンツーンが非常に小さく、ラジエータの吸気口が縦型の特異な形状をしている。
コクピットの近くに吸気口がないのでマシンがコンパクトに見える。
そのコクピット・サイドにはミラーの下にウイングの形状のものが配置されている。

レッドブルは、ウイングカーになったことで、極端なレーキ角をつける必要がなくなった。
レッドブルはリヤウイングに流す気流とボディ下部に流す気流を分けて制御しようとしている。
ディフューザーが極端に大きいのが印象的だ。

今年も、ドライバー・ラインアップは結構入れ替わりがあった。。
メルセデスはボッタスとの契約を延長せず、代わりにメルセデス傘下のドライバーであるラッセルをウィリアムズから移籍させた。
ウィリアムズはラッセルの替わりにレッドブル傘下のアルボンを採用した。
アルファロメオはライコネンとジョビナッツィを放出し、ボッタスとルーキーのジョー・グワンユウを迎え入れた。
ジョーは中国人の初のF1ドライバーとなった。
角田やシューマッハと同時期にF2を戦い1年遅れでF1に上がってきた。
これでアジア人のF1ドライバーは3人となった。

ロシアのウクライナ侵攻を受けて、ハースが開幕直前にマゼピンの父とのスポンサー契約を解消したことに伴って息子のマゼピンもシートを失った。
マゼピンの抜けた跡にはコバライネンが戻ってきた。

今年も開幕戦は、バーレーンGPとなった。
砂漠の島で行われるナイトレースだ。
今年は、市シーデザインが一新されているので、予想がつかない。
去年に開発をおさえて、新レギュレーション下で浮上を狙うフェラーリ、ハース、アルファロメオのフェラーリ軍団の動向が注目される。
開幕前テストの状況を見る限り、レッドブルとフェラーリは好調のようだ。メルセデスは新コンセプトの空力に苦労しているように見えるが、もし初戦で思うような結果が出なくても、数戦のうちには立て直して来るだろう。

ドライバーでは、チャンピオンになったフェルスタッペン、ルクレールとサインツ、ノリスが注目される。
角田は、地に足がついてきたようで、きっと良い結果を出してくれるような気がする。

バーレーンGPは1位フェルスタッペン、2位ルクレール、3位ペレス、4位サインツ、5位ノリス、6位角田、7位ハミルトン、8位ガスリー、9位ラッセル、10位アロンソかな。

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