YOUCHOOSE

about

YUKICHI OTSUKA 大塚雄吉
F1 ウォッチャー
幼少期にF1に魅せられ、50年以上にわたって、日本製のF1が出ていなくても、日本人F1ドライバーがいなくても50年以上にわたってF1を見続けてきた、F1 ウォッチャー。

Formula One 2021(21)2021 / 12 / 03

カタールGPは、ハミルトンが圧勝した。
ハミルトンはポールポジションからスタートして一度もトップの座を脅かされることなくチェッカーを受けた。
フェルスタッペンは、予選では2番手タイムを出したが、黄旗を無視したということで、7番グリッドからのスタートとなった。
フェルスタッペンは5周目には2番手につけたが、ハミルトンに追いつき追い越すだけのペースはなく、2位でレースを終えた。
3位にはアロンソが滑り込んだ。
アロンソは、終始、老練な走りで、一回しか交換しなかったタイヤを労わりながら、猛追するペレスを振り切った。
これで、フェルスタッペンとハミルトンのチャンピオンシップ・ポイント差は僅か8となった。
サンパウロGPとカタールGPの結果を見るとハミルトンが優位に立ったようにも見える。

カタールGPは週末を通じてメルセデスが速かった。
レッドブルはメルセデスに対抗すべく中型サイズのリヤ・ウイングでセットアップを進めていたが、この中型リア・ウイングにトラブルが発生し、予選・決勝でトラブルのない大型のウイングを使わざるを得ない状況に陥った。
レッドブルは、ただでさえ直線でメルセデスより遅いところへ、抵抗の大きい大型のウイングで走ったのでは勝ち目はない。
それでもフェルスタッペンは2番手タイムを出したが、ハミルトンに0.455秒の大差をつけられた。
フェルスタッペンはスタートでハミルトンの前に行かない限り勝ち目はない。

ボッタスは予選3番手につけた。
アルファタウリのガスリーは4番手、アルピーヌのアロンソは5番手タイムを出した。
ところが、決勝グリッドは予選時の黄色旗中の原則違反を採られて、フェルスタッペンが5グリッド降格、ボッタスが3グリッド降格となったため、ハミルトン、ガスリー、アロンソ、ノリス、サインツ、ボッタス、フェルスタッペン、角田の順となった。

決勝は、ハミルトンが見事なスタートを決めてガスリーに付け入るスキを与えず、2番手以下との差を開いていく。
フェルスタッペンは1周目で4番手まで上がり、ハミルトンを追撃しようとするが、トップを走るハミルトンは安全なタイム差をキープしながらタイヤをセーブしている。
フェルスタッペンはピットストップでハミルトンをアンダーカットできるだけの差まで詰めることはできず。2位確保に走るしかなかった。
終盤、フェルスタッペンはアロンソに大差をつけていたので、ソフトタイヤに交換し、ファステスト・タイムを記録して1ポイントをゲットした。

次は、サウジアラビアGPだ。
サウジアラビアGPは、カタールGPと同様に今年初開催のグランプリだ。
ジャッド市街地コースは長い直線の両端を180度ターンでつないだようなコースだ。
コースの特性としてはカナダGPのジル・ビルヌーブ・サーキットに似ているかもしれない。
直線が長いので一見メルセデスに有利のように見えるが、路面のミューが低ければ必ずしもメルセデスに有利なコースとは言えない。
レッドブルがうまくセッティングをコースに合わせることができれば勝機も出てくる。

サウジアラビアGPは、1位フェルスタッペン、2位ハミルトン、3位ペレス、4位ボッタス、5位ガスリー、6位ルクレール、7位アロンソ、8位角田、9位フェッテル、10位サインツかな。 

2021 ©Yukichi Otsuka, All Rights Reserved

POSTED BY:
otsuka_image

YUKICHI OTSUKA/大塚雄吉

Check

   

このページのトラックバックURL

トラックバック一覧

このページへのコメント一覧

コメントを投稿

(初めて投稿される方のコメントは管理者の承認が必要となります。ご了承ください。)