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YUKICHI OTSUKA 大塚雄吉
F1 ウォッチャー
幼少期にF1に魅せられ、50年以上にわたって、日本製のF1が出ていなくても、日本人F1ドライバーがいなくても50年以上にわたってF1を見続けてきた、F1 ウォッチャー。

Formula One 2021(12)2021 / 08 / 27

ハンガリーGPは、アルピーヌのオコンが初優勝を果たした。
2位にはフェッテル(レース後に燃料残量規定違反で失格)、3位にはハミルトンが入った。
混乱のレースで上位を保ったサインツが4位でゴールした(フェッテルの失格で3位に昇格)。
メルセデスが久々にハミルトン・ボッタスの予選ワンツーで、フロントローを独占した。
レッドブルはフェルスタッペン・ペレスが3番手、4番手で2列目となった。予選を終えて、抜き場所のないハンガロリンクではメルセデス勢が有利なように見えた。

レース当日、スタート30分前に雨が降り始め、全車インターミディエイトでのスタートとなった。
スタートはハミルトンがポールから先行し、ボッタスが出遅れたため2列目のフェルスタッペンとペレス、ノリスがハミルトンを追う展開になった。
スタート直後、出遅れたボッタスがノリスに追突した。
ノリスはフェルスタッペンに追突せざるを得なかった。
さらに、ボッタスはペレスにも追突して、ハミルトン葉無事だったが、上位の4台は走行不能になり多くのマシンがダメージを受けた。
赤旗が振られて、各車修復が許されたが、フェルスタッペンのマシンはダメージが大きく、レース再スタートまでに完全に修復するのは不可能な状態だった。

再スタートの上位に並んだのは、1周目のアクシデントで難を逃れた、ハミルトン、オコン、フェッテル、サインツ、角田、ラテフィだった。
2回目のフォメーションラップを終えてハミルトンが2度目にぽ^ルポジションについたとき、後続のマシンは全てピットに入り、ミディアムからドライ・タイヤに交換した。
結局、グリッドから再スタートしたのはハミルトンだけということになった。
赤旗中断宙に路面がドライコンディションになってしまった。
ハミルトンはミディアムで1周してソフトに交換するが14番手に落ちてしまった。
ハミルトンは、失地を回復するべく怒涛の追い上げを開始する。
ハミルトンは55周目に5番手まで浮上し、アロンソの後につけるがアロンソは巧みなライン取りで10周に亘ってハミルトンを退けた。
アロンソのおかげでオコンとフェッテルはハミルトンから逃げ切ることができた。
フェッテルは燃料を使ってオコンを追い上げたが、オコンを抜くことはできなかった。

フェルスタッペンは、空力バランスの崩れたマシンで何とか10番手(結果9位)でゴールした。
角田は、7番手でゴール(結果は6位)したが、再スタート時の4番手を維持することができなかった。
金曜日と土曜日でラップタイムをもう少し上げることができていれば、3位入賞も不可能ではなかっただけに、週末前半の過ごし方が大きな課題として残った。
ハミルトンは、2戦で43ポイントを獲得して、2戦で2ポイントしか得られなかったフェルスタッペンに対し、チャンピオンシップポイントで8の差をつけることになった。

フェルスタッペンは、イギリスGPでクラッシュさせられたPUが使えないから、後半戦の間に一度グリッドペナルティを受けて4台目のPUを投入するしかなくなったので、チャンピオンシップ獲得にはかなり不利な状況となった。
さらに、コロナのデルタ株蔓延で中止になるGPが増えるであろうことも助けにはならない。

次は、前半の最終戦、スパフランコルシャンで行なわれるベルギーGPだ。
ハンガロリンクとは打って変って高速レースとなる。
フェルスタッペンは故郷に近いのでここから巻き返したいだろう。
角田は得意とするコースなので今度こそ金曜日からきっちりレース組み立ててほしい。

ベルぎ―GPは、1位フェルスタッペン、2位ペレス、3位ガスリー、4位角田、5位ルクレール、6位サインツ、7位ノリス、8位フェッテル、9位ボッタス、10位アロンソかな。

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