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YUKICHI OTSUKA 大塚雄吉
F1 ウォッチャー
幼少期にF1に魅せられ、50年以上にわたって、日本製のF1が出ていなくても、日本人F1ドライバーがいなくても50年以上にわたってF1を見続けてきた、F1 ウォッチャー。

Formula One 2020(10)2020 / 09 / 25

トスカーナGPは、ハミルトンが赤旗が2度も出た混乱のレースを制して、イタリアGPでペナルティの為優勝を逃した雪辱を果たした。
ボッタスはハミルトンから4.8秒遅れで2位に入った。
3位には、アルボンが続き、うれしい初表彰台をゲットした。

フェラーリのF1出場1000回目を祝うトスカーナGPは、イタリアらしい、フェラーリらしい、華やかさの中で始まった。
フェラーリはバーガンディに塗り替えられた。
オフィシャルのセフティカーまで赤色に塗装され華を添えていた。
どうせなら、全車赤のストライプを入れるか、ナショナルカラーをベース・カラーにしたら良かったと思う。

実はフェラーリはもともと、今のフェラーリの赤より深い赤色に塗られていた。
よく使われた深紅のフェラーリという表現がピッタリくるカラーだった。
当初、F1はナショナル・カラーに彩られていたが、高騰する開発費と運営費をねん出するために、スポンサーのカラー・ロゴに塗り替えられるようになった。
確か、ゴールドリーフ・カラーのロータスが最初だったと思う。
当時の市販車、ロータス・ヨーロッパには、ゴールドリーフ・カラーをまとったものもあった。
唯一、F1ナショナル・カラーの赤を守り続けてきたフェラーリだが、実は10年ぐらい前からスポンサーのカラーに合わせて伝統の深紅から明るい赤色に変更している。
そして、最近は、空力のためにレッドブルをまねて、マット(艶消)にしたときは話題になった。

トスカーナGPの週末は、ICEのエンジンモードが週末固定になっても、何ら影響のないメルセデスがいつものように速さを見せつけて始まった。
ハミルトンは、前週のイタリアGPの後期するものがあるらしく、ボッタスを僅か0.059秒差で抑えてポールポジションを獲った。
F1全体にとって明るい兆しと言えば、レッドブルのフェルスタッペンがハミルトンから0.365秒差だったことだろう。
これなら決勝で何とか戦える範囲内だ。
フェラーリのルクレールもハミルトンから1.216秒離されたものの5番手につけて、フェラーリの記念すべきGPで面目を保った。

決勝レースは、スタート後、最初のコーナーまでにフェルスタッペンが失速したためか、後方で大混乱が起こり、ガスリー接触して両者がコースアウトする波乱の幕開けとなった。
このため。4周目に、赤色のセフティカーが出動した。このときの先頭はボッタス。
7周目にセフティカーが入ってレースが動き出したときに、再スタート時のボッタスのペースがあまりにも遅かったために後方で連鎖的にクラシュが発生し、4台が巻き込まれ、8周目に赤旗中断となった。

9周目にスタンディングスタートでレースは再開されたが、ここでハミルトンがボッタスを抑えてトップに立った。
ボッタス、ルクレール順でハミルトンを追うが、ボッタス以外はハミルトンについていけない。

43周目にストロールがタイヤ・トラブルで単独スピンしてクラッシュしたため、セフティカーが出動し、またもや赤旗が出る。
47周目に、生き残った12台で今回3回目のスタンディングスタート、残り13周のスプリントレースが始まる。
ハミルトンがスタートを制してトップを走る。51周目にアルボンがリチャルドを抜いて3番手に上がりそのまま順位は変動することなく、長いレースは終わった。
ゴールした後のハミルトンはかなり消耗していた(脱水症状?)。
2階の赤旗デレースは変なものになったが、赤旗休憩がなければ、ドライバーたちは持たなかったかもしれない。
暑い夏に、2時間にわたって旋回時のジェット戦闘機並みのGに耐えながらドライブをしたのだから。

次はロシアGPだ。
冬季オリンピックの施設の周りを周回するコースはストリート舗装のコースだ。
タイヤには厳しくないコースなのでメルセデスは楽に戦える。
レッドブルは、さらなる有効的なアップデートでメルセデスに迫れるか? 
ホンダは、2レース続いたPU制御の問題をそろそろ解決しないといけない。
クビヤトは、ホームレースで結果を出さないと来年のF1シートが危ういかもしれない。

ロシアGPは、1位フェルスタッペン、2位ボッタス、3位ハミルトン、4位アルボン、5位クビヤト、6位リチャルド、7位アルボン、8位ペレス、9位ノリス、10位フェッテルかな。

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