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YUKICHI OTSUKA 大塚雄吉
F1 ウォッチャー
幼少期にF1に魅せられ、50年以上にわたって、日本製のF1が出ていなくても、日本人F1ドライバーがいなくても50年以上にわたってF1を見続けてきた、F1 ウォッチャー。

Formula One 2019(20)2019 / 11 / 15

アメリカGPは、ボッタスが快勝した。
ハミルトンは5番グリッドからスタートしながら、巧みなタイヤ・マネジメントと速いレース・ペースによって、2位フィニッシュまで持ってきた。
ハミルトンは、アメリカGPを2位でゴールしたことにより、2019年のワールドチャンピオンとなった。
これで、ハミルトンは、通算6回ワールドチャンピオンに輝いたことになる。
ハミルトンは、通算のチャンピオン回数5回で並んでいたファンジオを抜いて、単独の2位となり、1位シューマッハの7回に並ぶまであと1回と迫った。
ハミルトンは、歴代のイギリス人F1ドライバーの中で群を抜いた成績をあげており、今なお進化を続けている。
シューマッハに並び、上に立つことも夢ではない。

ボッタスは、予選から好調で、ポールポジションを獲り、決勝レースでも好スタートを決めてトップのポジションを守った。
その後も、ツー・ストップ作戦をきっちりと機能させて、ハミルトンを含む他のドライバーに付け入るスキを与えなかった。

フェルスタッペンは、予選でトップのボッタスから0.067秒遅いタイムで3番グリッドからスタートし、1コーナーで2位に浮上したが、序盤にフロント・ウイングのエンドプレートを痛め、ペースが上がらない中奮闘し、終盤、ワン・ストップ作戦のためペースの落ちたハミルトンに迫った。
しかし、ファイナルラップで黄旗が出たため、フェルスタッペンはハミルトンを抜くことができず、3位でゴールしたが、久々に表彰台に上ることができた。

フェラーリは、予選から前レースまでのような群を抜いた速さを示すことができずにいた。
フェッテルは予選2番手、ルクレールは4番手からの決勝スタートだったが、ルクレールは、4位でフィニッシュしたものの、3位フェルスタッペンから47秒以上離されていた。
フェッテルは、リタイヤに終っている。
フェラーリは、PUレギュレーションの隙間を突いた方策によって、パフォーマンス・ゲインを得ていたと他チームから疑われていた。(フェラーリは否定している)
レッドブルは、隙間を突いたような方策の是非に対する質問をFIAに出した。
FIAはそのような対策の合法性を明確に否定した。
その影響か、アメリカGPでは、フェラーリが群を抜いて速いということがなくなった。

アルボンは、1周目で2台に挟まれて、ウイング交換のために最後尾まで落ち、そこから、追い上げて、5位にに入った。
これによって、アルボンは来シーズンのレッドブルF1のシートを確定した。
アルボンは、来年からは、スタートで後ろに下がらずに、トップを狙えるようにならないといけない。

次は、南へ下がって、ブラジルGPだ。
インテルラゴスは、やや標高のある、反時計回りの全長が短い部類に入るサーキットだ。コースの高低差があり、3次元コーナーもある。
残念ながら、今年、出場するブラジル人F1ドライバーはいない。
チャンピオンも決まっているから、消化レースのように見えるかもしれないが、むしろ、ドライバーは、このレースだけに集中して目いっぱい走ることができる。
使用レース数の少ないPUを持っているホンダ陣営は、エンジンの耐久性を考えずにぶん回すことができる。
しかも高地に強いホンダPUの力の見せ所だ。

ブラジルGPは、1位フェルスタッペン、2位アルボン、3位ハミルトン、4位フェッテル、5位ルクレール、6位ボッタス、7位ガスリー、8位クビヤト、9位リチャルド、10位ヒュルケンブルグかな。

2019 ©Yukichi Otsuka, All Rights Reserved

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