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YUKICHI OTSUKA 大塚雄吉
F1 ウォッチャー
幼少期にF1に魅せられ、50年以上にわたって、日本製のF1が出ていなくても、日本人F1ドライバーがいなくても50年以上にわたってF1を見続けてきた、F1 ウォッチャー。

Formula One 2019(15)2019 / 09 / 20

ルクレールは、ベルギーに続いてイタリアGPでも優勝し、2連勝を飾った。
2位には0.835秒差でボッタスが入り、ハミルトンが3位でゴールした。
ハミルトンは終盤4位との差が開いていたので、タイヤを交換しファーステスト・ラップを記録した。
ルクレールは、決勝レースの23周目にコーナーの入り口でハミルトンに並ばれたが、並走してハミルトンに抜くためのスペースを与えず首位を守り切った(ルクレールはレース・スチュワートから紳士的ではないと警告を受けた)。

4位と5位には、ルノーのリチャルドとヒュルケンベルグが入った。
アルボンは、8番グリッドからスタートしてヒュルケンベルグの背後まで迫ったが抜くには至らず、6位となった。
ペレスは7位でゴールした。
4台目のPUを導入したため最後尾スタートとなったフェルスタッペンは、ルクレールト変わらない速さで追い上げたが1周目にフロントウイングを壊してピットインしたのが響いて、8位に甘んじた。
ジョビナッツィはホーム・クラウドの前で9位に入賞し、ノリスは、予選では苦しだものの、決勝ではちゃっかり10位に滑り込んだ。

ルクレールはポ、ールポジションを獲ったが、Q3のタイムは僅差だった。
予選Q3の終了間際まで各車がスリップストリーム狙いで他車に先行させようと牽制しあったために、結局、多くの車が予選終了前にアタックラップに入れないという変な状況になってしまった。
そんな中で、パワー(特に予選時)に勝るフェラーリは、スリップ・ストリームを用いなくてもQ3前半で速いタイムを出しておくことができたのが功を奏した。

今回、ルノーが4位と5位にはいったことによって、現行のPUレギュレーションが始まってから6シーズン目の残り1/3になってやっと4種類のPU が拮抗して争う状況が実現した。
とはいうものの、シャシー面では、いまだ、レッドブル、メルセデス、フェラーリが3強という状況だからルノーはまだ表彰台にも手が届かない。

スパ・モンツアの高速2連戦のあとは、打って変わって、市街地サーキットのシンガポールGPだ。
レッドブルのマシンは、マリーナベイ・サーキットをいつもしなやかに駆け抜ける。
ホンダのPUもスペック4投入によるペナルティを4台とも消化したので、ここからは言い訳がきかない。
そろそろ、レッドブル・ホンダは、予選:決勝を通じてレースを支配することが求められる段階に入った。
本来なら、レッドブル・ホンダが大本命といったところだろうが、今年のメルセデスは、低速コースが得意だ。
フェラーリは、以前、フェッテルがメルセデスを倒したことがあるが、今年のマシンはこのコース向きではないので、両ドライバーとも苦労するだろう。
ただし、ルクレールは市街地コースが得意なことを忘れてはならない。
シンガポール人F1ドライバーはいないが、アルボンの母国タイからは近いシンガポールGPにはアルボン応援団がタイから多数やってくるだろう。
シンガポールGPは、高温の赤道直下で湿度の高い市街地で行われるナイトレースのため、事故が多発し、平均速度が遅いので規定周回数を消化できなくて制限時間(2時間)でレースを終了することが何度もあった。
今年の決勝レースは、事故のないクリアなレースになるといいのだが。

シンガポールGPは、1位フェルスタッペン、2位ハミルトン、3位アルボン、4位ボッタス、5位フェッテル、6位ルクレール、7位サインツ、8位リチャルド、9位ノリス、10位クビヤトかな。

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