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YUKICHI OTSUKA 大塚雄吉
F1 ウォッチャー
幼少期にF1に魅せられ、50年以上にわたって、日本製のF1が出ていなくても、日本人F1ドライバーがいなくても50年以上にわたってF1を見続けてきた、F1 ウォッチャー。

Formula One 2019(5)2019 / 05 / 10

アゼルバイジャンGPは、ボッタスが開幕以来の2勝目を挙げ、チャンピオンシップ・ポイントのトップに返り咲いた。
メルセデスは、開幕以来4戦連続のワン・ツーフィニッシュを決めコンストラクターズ・ポイントの先頭を突っ走る。
ボッタスは、昨年のアゼルバイジャンGPで独走していながら、もう少しといううところでタイヤがバーストして優勝を逃していたから1年ぶりの雪辱を果たしたことになる。
スタートで、チームメイトに対して紳士的に振舞ったことをレース後に悔やんでいたハミルトンは、終始2番手を走行し、終盤にボッタスを追い上げたものの、抜くまでには至らず、1.5秒後にゴールラインを横切った。
ボッタスは、ハミルトンをわずか0.059秒差で抑えた予選の勢いをそのまま決勝に持ち込んだ形だ。

首位から11.7秒差の3位にはフェッテル、17.5秒差の4位にはフェルスタッペンが入った。
フェルスタッペンは、終盤になって、バーチャル・セフティカーの間にタイヤが冷えたのと、ガスリーのマシンにトラブルが出たため、チームから攻めすぎないように指示が出て、フェッテル追撃をあきらめた。
ひょっとしたら、このレースで優勝していたかもしれないルクレールは5位でゴールした。

6位と7位にはストリート舗装のコースが得意なペレスとサインツが入った。
新人のノリスはここでもしっかりと8位ゴールを決めている。9位のストロールまでが首位と同一周回だった。
ライコネンは周回遅れながら最後の1ポイントを獲得した。ふぁ^巣テストラップはルクレールが獲った。
ルクレールの速さはフリー走行開始直後から群を抜いていた、予選Q2終了8分前までは。
ルクレールは、あまりにもラップタイムが速いので、他のドライバーがソフトタイヤを使う中、決勝をミディアム・タイヤでスタートすべく、予選Q2をミディアムタイヤで走行していた。
ルクレールは、Q2で5番手タイムを出していたが、Q2終了間際に他のドライバーがタイムアップしてくるのを見越して、少し責めた結果、バクーの一番狭いコーナーの手前でクラッシュしてしまい、Q2は10番手となり、Q3には出走できなかった。
結局、ルクレールは決勝を9番グリッドからスタートすることになり、優勝を狙うのは難しくなった。
決勝をミディアムタイヤでスタートすることを考えずQ2をソフトタイヤで走り、ポール・ポジションをとっていれば、優勝していた可能性は高い。

次はスペインGPだ。
バルセロナは、シーズン前の公式テストで2週間走りこんでいるコースなので、全チームたっぷりとデータを持っている。
フェラーリは、これまでの4戦で、開幕前の下馬評に反してメルセデスに完全制覇されている。
フェラーリも、アゼルバイジャンのホンダに続いてスペインGPからスペック2ICEを投入する。
パフォーマンスアップだけでなく信頼性アップも必要だと判断したのだろう。
スペインGPには、全てのチームが大なり小なりのシャシー・空力アップデートを投入してくるはずだ。
F1発祥の地、ヨーロッパを舞台にした戦いが始まる。
スペインのビッグネーム、カルロス・サインツにとってはホーム・グランプリだ。アロンソのいないスペインGPでスペイン人の期待はサインツ一人にのしかかる。

スペインGPは1位ルクレール、2位フェルスタッペン、3位フェッテル、4位ハミルトン、5位ガスリー、6位ボッタス、7位サインツ、8位ライコネン、9位クビアト、10位グロージャンかな。

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