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YUKICHI OTSUKA 大塚雄吉
F1 ウォッチャー
幼少期にF1に魅せられ、50年以上にわたって、日本製のF1が出ていなくても、日本人F1ドライバーがいなくても50年以上にわたってF1を見続けてきた、F1 ウォッチャー。

Formula One 2018(3)2018 / 04 / 13

フェッテルは、見事なドライビングで、バーレーンGPの勝利をもぎ取った。
この勝利はまさにフェッテルのドライビングによってもたらされたものだ。
2位には、2番グリッドからスタートしたボッタスが入り、3位には、予選4番手ながらギヤボックス交換によって9番グリッドからスタートすることになったハミルトンが入った。
そして、なんと、4位でゴールしたのは、トロロッソ・ホンダを駆るガスリーだった。

フェラーリは予選から好調で、ポールポジションと2番手をとってフロントローを独占した。
予選3番手と4番手はメルセデスだったが、今回はボッタスがハミルトンより速いタイムを出した。
フェラーリとメルセデスの差はメルボルンほどではなく、トップのフェッテルと4番手のハミルトンのタイム差は僅か0.262秒で、決勝レースでも充分戦える範囲内だった。
5番手には3強の3番手レッドブルのリチャルドが占めたが、もう1台のレッドブルのフェルスタッペンは、Q1でコースアウトしてQ2に出走できず15番手に沈んだ。
変わって、予選6番手に着けたのは、トロロッソ・ホンダのガスリーだった。
トロロッソは新しい空力パッケージを投入し、ホンダも2週間でオーストラリアGPで出た問題を解決したパワーユニットを用意した。
これを、チームが巧くセットアップし、ガスリーのドライビングによって結果に結びついた。

決勝レースは、とてもドラマチックでハラハラする展開となった。
サキール・サーキットは、中低速コーナーが連続することから、ブレーキ、タイヤ、燃費に厳しいコースだ。
決勝レースを通じてこれらの要素をマネージするのがとても難しい。
メルセデス勢は、フロントローをフェラーリに独占されたこととハミルトンが9番グリッドスタートのためボッタス一人でフェラーリと戦わねばならないから、1ストップ作戦を基本にしていた。
フェラーリは、2ストップ作戦だった。

スタート直後、ボッタスはライコネンを出し抜いて2番手に上がり、フェッテル、ボッタス、ライコネンの順で周回が続いた。
各車、1回目のタイヤ交換を終えた30周目時点でフェッテルとボッタスの差は5秒足らずであり、2回目のタイヤ交換が視野に入ってくる40周目になってもフェッテルとボッタスのタイム差は7.5秒しかなかった。
1回タイヤ交換をすると20秒以上のロスがあるから、ボッタスがこのままタイヤ交換をしなかったら、1周につき1秒以上ボッタスより速いタイムで周回して抜き返さないといけなくなる。
ソフトタイヤの予想寿命が30周だったから、ゴールの10周前までには交換しないといけない計算になる。
フェッテルは、タイヤ交換せずにタイヤをもたせて最後まで走り切り優勝するか、タイヤ交換をして3位に甘んじるかの決断をする羽目になった。
ここで、フェッテルは、走り続けることを選択し、寿命30周のはずのタイヤで39周を走り切った。
そして、フェッテルは、ボッタスに抜かれることなく、チェッカーを受けることに成功した。
ハミルトンも9番グリッドから3位まで追い上げて力を見せた。
ガスリーは、マグネッセンとの激しいバトルを制し、見事なペースで走り切って4位でフィニッシュした。
バーレーンGPは、存分にドライバー力を見せつけてくれた、面白いレースだった。

次は、上海で開催されるチャイナGPだ。
上海のコースはバーレーンよりは直線が長く、高速コーナーもあるバランスの取れたコースだ。
マシンの総合的な実力を見ることができる。
ハミルトンは、チャイナGPで過去4回も勝っている。
予選のタイム差がバーレーン並みに小さければ、タイヤ・チョイスがレースを左右して、ハミルトンの独走にはならないかもしれない。
ガスリーは評価を定着させるたには、ここでも入賞する必要がある。

バーレーンGPは、1位ハミルトン、2位フェッテル、3位ライコネン、4位ボッタス、5位フェルスタッペン、6位リチャルド、7位ガスリー、8位グロージャン、9位アロンソ、10位サインツかな。

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